マイクの無いファミコンでプレイするとおすすめ度
★★★☆☆
カラオケ機能の無いファミコン互換機だとクリアできないかも?
そういうファミコンのあらゆる機能を使う姿勢は評価できますが
なんぼなんでもこれはちょっと…
反骨心と時間のある人は挑戦してください
何をしたいか、何をするか?
おすすめ度 ★★★★★
平凡なサラリーマンが
ある日偶然、宝の地図を発見し
宝探しの旅に出発し、
数々の苦難を乗り越え、宝物を発見する。
簡単に言えば、それだけのストーリーだ。
しかし、本作は自由度が高すぎて
その目的すら分からず、永遠に街をさまよい続けることになる。
運良く、目的が分かったとしても
2コントローラーのマイクに向かって新開地を熱唱し、
パチンコ屋で延々パチンコをする。
グライダーの当たり判定はかなりシビアだし、
宝の地図が現れる間に、マイクが音を拾ってしまい苦労が水の泡になる。
そんなこんなで、疲れてクリアすることを諦めてしまう。
クリアすることを諦める・・・この行動は当時小学生だった自分には
絶対にあってはならないことだった。
始めたことは、最後までやり遂げる、これを美徳として
教わってきた自分にとって親に対する始めての背徳だったと思う。
高額なおもちゃを買ってもらった上に、途中でクリアせずに
投げ出すこの自分の行為に、大きな罪悪感を感じたものだった。
しかし数年後、振り返ればそれは正解だったことが分かった。
ちっぽけな小学生の自分にはこのゲームは巨大なモンスターだった。
攻略本を手に入れ、興味本位でそれを一読した。
そこには驚愕の内容が書かれていた。
そして思った。諦めて良かったと・・・。
人生で出会う壁は乗り越えられるものより
乗り越えられないものの方が圧倒的に多い。