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ゴルファーズ検定

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北野武
おすすめ度:★★★★★
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天才たけしの・・・
おすすめ度 ★★★★☆

誰もが経験する、うとうとした時に見る不条理でつじつまの合わない夢を、そのまま映像化したような作品。だから、あとで冷静に考えると面白くもなんとも無い話なんだけど、なんだかわからない、理解できないんだけど、そのまま最後まで見させてしまう、そんな不思議な力をもった作品だ。これは、まさに、たけしじゃなければ作れない映画でしょう。たぶん、出演者、スタッフ、プロデューサーの誰もが理解できていない状況のまま映画が作られて、そして世界公開までされているんだろうから・・・



感じる作品
おすすめ度 ★★★★★

難解というよりはイメージそのものを映像化した作品なんだと思います。仕事や生活の中で感じるそのときそのときのさまざまな感覚や感情を一つの作品としてまとめたのだから、結果的に賛否は分かれるとしてもそれをやり遂げた北野監督はやはりすごいと思いました。ストーリや意味を考えるよりは感じたままを味わう作品なんじゃないかと思います。



ゴダールの影響が見える、たけし版不思議の国のアリス
おすすめ度 ★★★★★

この映画は一言でいえば、たけし版・不思議の国のアリスであろう。

しかしその不条理で苦しく切なくフラストレーションのたまる狂った世界は、
外部へではなく、ひたすらたけしの内面に向かって開けている。
スターである自分、卑小な自分、生きることそのものにつきまとう煩わしさと滑稽さ、
気を遣って生きている自分や周囲への破壊衝動と不安、欲望……

この映画は明らかに、ゴダール版・不思議の国のアリスであるウィークエンドに影響を受けているし
(どちらの作品にも、悪夢のいらだちがある)、実際、明らかなオマージュと言えるシーンが出てくるが、
単なる模倣にとどまらない、独自の素晴らしい高みに達した傑作と言えると思う。

映画を貫いているコンセプトは明快であり、そのメッセージが臭くならないよう
巧みに工夫がこらしてあるわけだが、各要素の解釈は一義的に決まるものではなく
多義的に受け取られるように出来ているので、繰り返し何度も見ても楽しめる、
深みのある希有な映画に仕上がっている。

たけしの芸術性がフルに発揮された傑作で、この不条理で暴力的でありながら
もの悲しく孤独でめまいを起こすようなファンタジーは、私の中では現時点では、
たけしのベストの傑作にして怪作であると言える。
ヨーロッパでは受けそうな作品ではあるが、日本では残念ながらあまり評価が高くないようで、
たけし氏の気持ちを考えると微妙でもある。


概要
北野武の監督12作目は、観る者を混乱せせることを彼自身が楽しんでいるような仕上がり。その複雑な構造を受け入れられるかどうかで、評価が変わるはずである。監督が演じるのは、コンビニでバイトする俳優志望の「北野」と、彼があこがれる人気俳優の「ビートたけし」の2人。幻想と現実、さらにビートたけしの演技部分の区別も判然としないまま、物語は暴走するように展開し、幻想のなかにも幻想が…と、複雑さは加速化していく。場面が切り替わるたびに、どの次元なのか分からなくなるのだ。
共演者たちも、それぞれのレベルで別の役を演じたりするのだが、岸本加世子はつねに主人公を批判する人物だったりと、役割は固定されているのがユニーク。『ソナチネ』『HANA-BI』と、自作へのオマージュともとれるシーンも多く、コンビニの店員の衣装など映像は『Dolls』のごとくカラフルだ。とにもかくにも“感じる”映画。監督の新たなチャレンジ精神には、ほとほと頭が下がる。(斉藤博昭)

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