「犬の十戒」は7年前にうちのワンコが犬の幼稚園に行っていたころ、幼稚園のHPに掲載されていました。このメッセージを作った人は不明で、どうやらオリジナルは英語っぽいです。とても気に入ってHPのものをプリントアウトして、冷蔵庫にずっと張っておいたら、来春の映画の公開に伴い、最近とても脚光を浴びています。映画「犬と私の10の約束 (川口 晴)」の原作の日本語訳はとても簡略化されていて、子供にも理解しやすい訳になっていますが、こちらの本の訳は子供にはちょっと難しいかな。語彙やフリガナがない点など。でも大人向けには良いと思います。これは犬だけに当てはまる本ではなくて、すべてのコンパニオン・アニマルに当てはまりますね!ニャンコにも。これを読むたびに、"毎日"全国の保健所で処分されている1,200頭のワンコやニャンコのことを思うと、本当に胸が痛みます。
♂犬の十戒おすすめ度
★★★★★
サイトで有名になった『犬の十戒』の英訳本です。
内容は犬から飼い主への『十個のお願い』で、4冊を読み比べてみました。
言葉のセンスに多少の違いはありますが、基本的に内容は同じ、
ただ他の3冊は犬の語り口調が『私が・・・』と英訳されていますが、この本では『僕が・・・』と♂犬の言葉で書かれています。
愛犬が雄犬の方は、こちらが良いのではないでしょうか?
また内容についてですが、10個のお願いは、ごく当たり前のことです。
犬の老後を看取った経験がある自分には当たり前すぎる『お願い』なので、これを読んで『泣けた』という意見が多いのが驚きです。犬を初めて飼っているという方は是非一度読まれてみて下さい。
そして愛犬と約束して下さい。
犬にとっては飼われている家が全てなんです。
飼い主だけが頼りなんですから。
当たり前のことなのに改めて言われないと考えてもみないこと・・・なのかも知れません。
犬達の為にも、皆さんに読んでもらいたい。
この十個のお願いを守るべく自覚を持って欲しいです。
言葉を話せない犬達の為に・・・。
それでも犬は・・・
おすすめ度 ★★★★★
この本は、単に可愛い犬の写真を集めた物では無いでしょう。モノクロで写された犬の表情、特に訴えかけてくる目の輝きに、鈍感な私でも魅入ってしまいました。本当は言いたい事がいっぱいあるのに言葉を話せない犬達の心に触れた感じです。同じ気持ちになる方が絶対いると思います。おすすめ出来る一冊です。最後に、「ずっと幸せでありますように・・・」の言葉とともに。