やはり2時間じゃ消化しきれない…おすすめ度
★★★☆☆
原作のあの量を2時間にまとめるのはやはり無理があったな…と思いました。
時間内に収める為に原作の各所を省略したり、丸ごと抜いたりしているのでちょっと意味が通じない所が節々に感じられます。
映画ではヴォルデモートとの決戦前・魔法省と学校(校長)との対立がメインに置かれています。
特典映像は役者達がこの映画に対してどう思っているかのインタビューがほとんど。
前回までのメイキングなどの明るい楽しい特典は付いてません。
特典にさほど魅力が無いので普通版で充分じゃないかと思いました。
5作目もおもしろすぎですおすすめ度
★★★★★
ただおもしろいにつきますとくにクライマックスのハリーとシリウスのコンビネーションは最高ダンブルドアとヴォルデモートとの戦いも一番の見所ではないしょうか今年の末に6作目やるそうなので期待大です
もはや原作未読者はターゲットの外
おすすめ度 ★★★★☆
相変わらず端折られたエピソード、特急列車の如き怒涛の展開スピード、それによる説得力不足の結末。
もはや映画ハリーポッターは原作既読でないと楽しめないシリーズです。
未読だと展開に置いてけぼりで訳が分からないまま結末を迎えること必至。時間の無駄でしょう。
自分は原作を事前に読んでおき、ある程度の出来の粗さを覚悟して観ましたが、
3作目と前作に比べれば、割と綺麗に2時間半という枠に収めることができているのでは と思いました。
前作は重要なエピソードがいくつも省略され、一番盛り上がる部分も尻すぼみな演出で憤慨しましたが、
今作は可能な限り原作の通り進めようという意気込みが感じられて好感が持てます。
ただ、あれやこれやと詰め込みすぎなせいで、1シーン1シーンが非常に短く淡白で、説明不足です。
原作を未読ですと途中で退屈して眠ってしまうでしょう。ハリーとチョウの関係の行方に関しては特に。
終盤への繋ぎも多少 粗く、もはや未読者は置いてけぼり。感動もへったくれもないです。
この映画は、原作既読であって、どうしても映像化されたハリーポッターを観たい。という方だけが観てください。
未読者にとってはこの映画は0点以下の観るに及ばない駄作です
概要
このシリーズ第5作は、監督にデイビッド・イエーツという新たな才能を迎え、ドラマ性を重視しようとする製作側の意図が感じられる。オープニングからして、過去4作のテイストとはガラリと変わっているのだ。今回の物語の中心は、ハリーの苦悩。マグル(人間)界で魔法を使ったことによるホグワーツ退学の危機、そのホグワーツでは魔法省が派遣した新教師アンブリッジが君臨し、ハリーは悪夢にうなされ続ける。ヴォルデモートの復活や、大切な人の死などドラマチックな展開は原作に忠実だが、ロンが監督生となり、クィディッチで活躍するエピソードがばっさり切られている点は、原作ファンには寂しいかもしれない。
ビジュアルでは、やはりシリーズ初登場の「魔法省」が必見。ロンドンの地下に巨大空間が広がり、大勢の魔法使いが行き交うシーンは圧巻である。また夜のロンドンの飛行シーンはロマンチックだし、J.K.ローリング自身が映画のためにデザインしたブラック家の家系図にも目を奪われる。その分、空を飛ぶ魔法生物のセストラル、巨人グロウプや、半人半獣のケンタウロスなどのCGキャラに想像を超える驚きはない。新登場のキャストで最も輝いているのは、新星エバナ・リンチが演じるルーナ・ラブグッド。ファーストキスをするチョウ・チャン以上に、ハリーに寄り添う相手であることが、この映画版でより強調されている。全体としては、膨大な量の原作を2時間18分に収めたことに作り手側の苦心が感じられ、納得の仕上がりではないだろうか。(斉藤博昭)