展覧会の日記 おすすめ度 ★★★★★
ザラッとした紙に、ひたすらに刷られている写真。日付の印字があり、写真集というより、まるで写真日記。日比野克彦さんと、日比野さんを取り囲む人々と空間が、半年分つまっている。タネだった朝顔は花を咲かせまた種になり、何かを完成させるべく人々に満ちたエネルギーは、それぞれの中に新しい芽となって花火のように散ってゆく。積み上げられたダンボール。オブジェの数々。それで遊ぶ子供達。夕焼けとパーティーと、真剣な眼差し。まるで自分が、一緒に展覧会に参加したみたいに、楽しんで疲れて素晴らしい何かをもらった感覚をそのまま手に入れることができました。
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