「子どもが夕食を食べる時、『お父さんの病気が治りますように』ていうて食べる。毎日、毎日。そんなん聞いていてて死ねる?無理、無理!」「明日は12発目の抗がん剤。もう体も頭も手先も足先もボロボロ。でも心はボロボロじゃあない。僕は絶対諦めない。僕は負けない。自分のために、自由のために殺る。がんを。」「病気が教えてくれたこと。それは、『無駄に生きるな。熱く生きろ』だと思う。今はクソがんを殺すことだけ考えて熱く生きています」
自分から自由と幸せを奪うガンと全身全霊を込めて非妥協で戦い抜いた記録です。家族や友人がどんなに尊いものか、生きていることがどんなにかすばらしいことなのか、てそう言ってしまえばありきたりで、何を今さらという感じですが、こんなにも心に響くことばで書かれた本をぼくは他に知らない。
彼の「諦めの悪さ」の証拠がここにおすすめ度
★★★★★
私は裕二の親戚の者です。でも、彼がどんな思いで毎日を過ごしていたのか、どういうふうにがんと向き合っていたのか、この本を読むまでほとんど知ることがありませんでした。今となっては、彼に対してもっとこうしておけばよかった、などと後悔が残ります。
あたりまえのように毎日を過ごせるということはなんと有難いのでしょう。誰にも「明日」は約束されていないことを、私たちは忘れがちのようです。
子供の頃からアホとよく言われていた裕二だけれど、本当の賢さは勉強だけではないですよね。この本からは、彼の子供のような純粋さとひたむきさが伝わってきます。
ゆうじさん、ありがとうおすすめ度
★★★★★
ゆうじさんらしい純粋な言葉で、いっぱいいっぱい大切なことを教えてくれました。
愛・勇気・感動を与えてくれました。ゆうじさん、ありがとう。お疲れさまでした。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
そして、ご家族の皆さまとお仲間の皆さまのご多幸を心からお祈り申し上げます。
感動をありがとう
おすすめ度 ★★★★★
治療中の竹内さんを応援してきた一人です。泣き言を言わずに戦ってた姿、昨日のことのようです。追悼特番でもずっと泣きぱなしで、出版日に手元にきた闘病日記でまた泣き。。。
残されたご家族のことを考えると、胸がつまりますが、たくさんの人に読んでもらえるよう、微力ながら書店通いの日々。私なりの追悼の気持ちです。
本当に、生きる意味、家族との絆を深く考えさせられる本です。同じ病気で闘っておられる方、そのご家族にもきっと勇気をあたえられる作品です。是非、ご覧いただきたいと思います。