惜しいけど面白いおすすめ度
★★★★☆
この作品の何が惜しいかっていうとそれはもうラストバトルですね。
あそこがこれまで見せた部分を全て凝縮したような本格的なアクションシーン
だったらもう完璧だったんですが・・・
むしろ特殊映像使うなら二人が破壊光線とか出したり天変地異起こしたりとか
それくらいの派手な演出を徹底してやって欲しかったです。自分的には。
剣だけで戦ってたけどあいつ等二人とも破壊神なんだから。
他の部分は良かったんですけどね、世界観とかもこういう世紀末チックな舞台は
個人的に好きですし、アクションもヴァーサスの頃からの斬新さを追求してる感が
かなり見て取れましたし。
個人的にツボだったのは主人公の武器がずっと木刀だと思ってたら後半なんと
その正体が実は鞘に納められてた刀風の銃で、それを使ったアクションが格好良かったのと
あと主人公の坂口さんの性格がヴァーサスの時と殆ど同じだったことですねw
頭殴られたらブチ切れてその敵を容赦なくボコボコにするわ、煮詰まってくると
相手になりふり構わず猪突猛進するわ、オマケに人の話は全く聞かないわで
見事な暴れん坊っぷりです、でもこういうキャラ個人的に大好きなので
アクションの部分も合わせてますます坂口さんのファンになりそうですね。
「お前の話は長いんだよ」は思わずニヤリとしちゃうセリフでした。
カタルシス!おすすめ度
★★★★★
おそらく邦画アクションで現在、この映画を超える作品はないだろうと思います。そりゃヴァーサスのコンビが組んでますから…。
坂口さんのハイスピードな「マジ当て」拳は大迫力です!さすがスピードマスター。死霊との戦闘は長いものの、そこは坂口さん。刀・拳・銃と使い分けて飽きさせません。むしろ観てて気持ちいいです。
須賀さん、剣太郎さん、竹内さん、藤田さん。それぞれが演じるキャラにも個性が存在し、世界観がキチンと出来ているので、ヴァーサスよりも話が掴みやすい点も魅力です。
Dir楽曲提供も作品に合っていて良かったです!おかしなラストですが、この終わり方は逆に好きです。遠回しに「戦いは終わらない」「希望」を象徴しているんだと思います。
かつての邦画にありそうでなかった作品ではないでしょうか。未見の方はぜひ、爽快感120%のカタルシス・アクションに酔いしれてみてください!!
面白かったス!
おすすめ度 ★★★★★
「DIR EN GREY」の曲が作中で使用されてるとのことで購入しましたが、
かなり引き込まれました!(DIRの曲に非常にマッチ!)
賛否が分かれてるのは予想通りですが、「あのラスト」が最高!
「あのラスト」が斬新で良かったんです。
「地獄甲子園」はイマイチでしたが大きく進歩しましたね!
概要
いつかどこかの戦乱の世、開いたらこの世が破滅するといわれる棺を百年にわたって東願寺は護り続けてきたが、やがて西の禁断の森で棺を開くとどんな願いも叶うという噂が立ち、グレイブ(坂口拓)が棺を奪い去ってしまった。寺は僧侶リュウエン(須賀貴匡)に棺の奪還を命じ、また拳銃使いのシド(剣太郎セガール)や謎の女剣士ユーリ(竹内ゆう紀)も棺の追跡に加わるが…。
『VERSUS』のアクション監督・下村勇二と主演・坂口拓によるハード・アクション映画。パンク感覚のダーク・ファンタジーのテイストにソード・アクションをふんだんに盛り込んだ作りで、その世界観にもっとオリジナリティがあればと悔やまれるところはあるが、若手スタッフ・キャストが一丸となってエンタテインメントを構築すべく腐心しているのが画面から見て取れて好感が持てる。キャストでは剣太郎セガールが、その独特の風貌を活かし、未来の大器を予感させるものがあった。(増當竜也)