シャイ
SHYの最高傑作!と断言できます。過去最大の泣きのフレーズが満載です。特にスティーブハリスの病をおしての渾身のギターソロには感動とともに迫力を感じます。中身は決して懐メロではなく、現在のHRシーンでも衝撃を持って受け入れられるのではないでしょうか?とにかく、SHYや北欧系の哀メロにはまっている方。いた方は必聴です。
サンセット・アンド・ヴァイン
前作が非常にコンパクト、流麗なmelodyだったのに対して今作は一言で言うと「流麗なmelody+重厚」という感じ。コンパクトさ(例えば曲の長さ)はなくなったが、よく練られて書かれているな、と感じさせる。ギターソロがよく泣いていてGood,twin guitarの分厚さも。全曲が「ああ、UKのmelodious bandだなー」としみじみ感じさせる好作。勿論、曲のqualityは良。
弟の親友 (SHYノベルス)
タイトルとあらすじで中身は想像した上で購入しました。
読後は、可もなく不可もなくでしょうか。
行き違いすれ違いはお約束な展開でしたが、サラリと読めます。
攻めの心情がもう少し分かれば良かったのですが。
恋愛以上 (SHYノベルス287)
椎崎先生のオハコのせつない系にしっかりやられました。
「定番」と言われたらそうかもしれませんが、先生の書き方が上手いので、あっと言う間に見事に話に引きずり込まれて最後まで一気に読んでしまい、振り返ればまったくありきたりに思えませんでした。
おかげで私も、隆と一緒にグルグルしてしまいましたわ・・・。
隆はどうも、いつもグルグルとそれも未来まで(ネガティブに)考えてしまい、自己完結してしまう癖があるようです。
(ただし遠山限定)
隆目線で書かれているので読んでいる方は、隆の気持ちが手に取るようにわかり、本気すぎて恋が壊れた先の自分が怖くなったり、辛い生い立ちの遠山の幸せな未来を思って一生懸命諦めようとするところとか・・・本当に(隆が遠山に一途過ぎて)胸が痛みました。
特に、途中で遠山と隆の高校時代を絡めているため余計に2人の特別感がわかり、読んでいる間中胸が甘酸っぱくキュンキュンしていました。
青春の思い出話って大好きです・・・。
遠山も、普段とても大人っぽいのですが、嫉妬に駆られると猛獣のように熱情をぶつけてくるのが、なんともグッときまして・・・。
そしてこの人も結構一途な人であり、惚れちゃったら粘り強く諦めないタイプのようで。。。
あと、遠山は記憶力がいいので、隆を問い詰める時に持ち出す言葉がいちいち細かくて(笑)・・・。
それがなぜか私のツボに嵌ってしまって・・・良かったわぁ。
性格とかもカッコ良くて惚れてしまいました。
この辺の所も、本当に椎崎先生は読者の気持ちの掴み方がうまいなぁ・・・と感心しきり。
時々出てくる瀬川先輩やら、高校時代の友人2人もいい所でいい働きをしてくれまして・・・。
特に瀬川先輩の言葉には、「なるほど。なるほど」と(隆と共に)目からうろこ状態でした。
親友もの、一途な人、再会もの、せつない系がお好きな方は是非一読を・・・。
桔梗庵の花盗人と貴族 (SHYノベルス)
<あらすじ>「俺の口を封じておきたいのなら、代償はおまえ自身にしよう」芦名子爵家の嗣子・胤人(つぐと)と資産家の息子である千葉重貴は、最初から互いに反感を抱いていた。胤人は重貴が自分を見るときの侮辱的な視線と態度に。重貴はいつも取り澄ました胤人の貴族然とした態度に。だが、友人の悪戯により胤人がそうとは知らぬままいかがわしい店に入った日、背徳と官能に縛られたふたりの新たな関係が始まる。縺れ合う体と心。辱めを受けながらも、胤人はいつしか快楽を求めるようになり・・・!? <感想>遠野春日先生の貴族シリーズ第7弾です。今回のお話は全体的にしっとりと大人な恋のお話です。受けは世間知らずなうえにとーっても意地っ張り!攻めはそんな受けが気に入らず虐め倒してしまうんです・・でもだんだんと受けを知っていくうちに気になってきてしまって・・そして受けはたまに優しく接してくる攻めに戸惑いを感じつつ・・ふたりのすれ違いがとてもせつなくていい感じです。最後にもっとラブラブなシーンがあったらなぁ・・という訳で星4つです。お勧めの一冊です。