名作おすすめ度
★★★★★
クラーク・ゲーブルが頗る格好いいです。
内容は有名なので割愛しますが、如何にもアメリカ映画らしい軽快な物語の運びです。
創作過程の特典映像を見てみると、こんなに素晴らしい映画がこんな安っぽい創りをしていたのか、などと驚愕させられますが、それもまたアメリカの好いところ、可愛いところです。
元祖ラブコメと評される本作ですが、現代のカラーのベタなラブコメより、白黒であるせいか、シックで粋な印象を受けました。
古き良き時代の古き良き恋愛といったところでしょうか。
30年代の大スター、クラーク・ゲーブル出演の大傑作
おすすめ度 ★★★★★
かの名優クラーク・ゲーブルは生涯一度しかオスカーを手にしていないとは信じられなかった。誰もがクラークの代表作は『風と共に去りぬ』と決め付けているし、実際に事実であると認めざるをえない。しかし、この『或る夜の出来事』を観るとわかるが、こちらの方が遥かにドラマテックで、楽しく観る事ができた。長距離バスの中、嵐の途中で過ごしたロッジ、そして、ヒッチハイクをしたりと2人のやり取りがすごく愉快でした。
全く下心がないといったら嘘になるかもしれないが、最後はピーターの親切心がエリーの心を動かした。それにしても、バージンロードで花嫁の父があんなことを囁くなんてまずありえないが、そこは、さすが名監督キャプラの見事な冴えですね。1930年代にこのような素敵な映画を作り後世に残してくれて感謝したくなります。いつ観ても名作は名作ですね。