ジミヘン再発見の本 おすすめ度 ★★★★★
ジミヘンの伝記はもうたくさん出ているので、あまり期待せずに読みはじめました。本は、ジミの母であるルシールの墓探しから始まります。そしてジミの父方の系譜が語られ、次に母方の系譜が延々と...
なんでこんなことを読んでるんだろうと思いつつ読んでいると、ようやくジミが誕生して、家庭不和、家庭内暴力、育児放棄、離婚。ジミ自身も落第、貧窮などを経て、軍隊に入る。除隊の経緯はいままで言われていたことと違います。軍隊をやめてギター弾きとして生活しはじめたけど、失敗したり恥をかいたり認めてもらえなかったりの日々。でも、それらの経験がミュージシャンとしての蓄積になり、イギリスに渡ることで一気に開花。
その後もいろいろあり、最終章、ジミが亡くなった現在もゴタゴタしていることがわかりました。
どれだけ真実かわかりませんし、ひどい話ばかりですが、なぜか元気をもらいました。音楽で食いたい人は一度読んでみるといいと思います。
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