キリングフロアーやロックミーベイビーでのスリリングなまでの演奏の集中力、ライクアローリングストーンの大胆なアレンジはディランの立場がなくなるくらいの熱い演奏。まさにジミリズムの象徴。ギターが身体と一体かのごときボディアクション。歯弾き。背面弾き。股弾き。すべて見れます。ウッドストックでの神憑り的なプレイも良いですがドラッグの過剰摂取のせいか、はたまたジャム期間が短いメンバー同士のせいかどこか精彩を欠く演奏が多かった。しかしまだ完全にドラッグに傾倒していないであろうジミのモンタレーは彼の人生での分岐点であると同時にジミ自身が一番パワフルな時でもあると思う。十数年前にBMGから出ていたVHSバージョン。あるいはモンタレーの3枚組DVD『THE COMPLETE MONTEREY POP FESTIVEL』でも感情が擦り切れるほど見てきました。そのせいか、市場に出回るか否かは別として今回のような別カメラの映像があるのではないかと淡い期待を持っていました。このDVDの別アングルの映像自体は決して鮮明とはいえませんがロックやギターの歴史をわずか約40分で塗り替えたジミの歴史的価値のある映像だと思います。ワイルドシングでギターと最期の愛を交わし燃やし破壊。その別アングルを見ただけで胸が高鳴ります。ジミの右半面しか見たことがなかったのに同シーンで左半面を見ることができる。このライヴに思い入れが強い方は購入して損はないはずです。エクスペリエンス初期のモノクロライヴ2曲ストーンフリーとライクアローリングストーンも入ってます。まだ垢抜けないジミも野性的でまた良し。買って良かったです。
ジミ伝説の映像での完全な記録。ライク・ア・ローリング・ストーンは3度楽しめるおすすめ度
★★★★★
ジミの67年モンタレー・ポップ・フェスティヴァルでの伝説の演奏を本編とした作品。ギターの歯弾き、背中弾き、アンプにギターをこすりつける、最後にはギターに火をつけて破壊する超有名パフォーマンスはこれまでも目にする機会はあったが、添付資料によると意外にも同フェスでのジミのステージ全体(フィルム・チェンジのために映像が残されなかったキャン・ユー・シー・ミーを除く)を演奏順にまとめたのは本作が初とのこと。ブライアン・ジョーンズによる紹介から、キリング・フロアー、フォクシー・レディー、ライク・ア・ローリング・ストーン、ロック・ミー・ベイビー、ヘイ・ジョー、風の中のマリー、紫のけむり、ワイルド・シングの計8曲をたっぷり堪能できる。音はDTS5.1Ch、ペネベーカー撮影の映像もクリア。
ロック史に与えた衝撃の点で、ジミの数あるライヴの中でこの約40分のギグが最高でしょう。ジミはまず英国で名をあげ、ビートルズやストーンズが注目したことが米国では無名だったジミのこの凱旋公演につながったこと、そしてフェス実現に至るまでの舞台裏を関係者の証言と当時の貴重な映像で綴るアメリカン・ランディングと題されたドキュメンタリーもロック秘史を知ることができ興味深い。そしてボーナス・フィーチャーが良い。まず、上記8曲中5曲について未発表の別カメラでの映像が楽しめる。そして白黒で音は悪く、曲の途中でとんでいる箇所もあるが、67年2月の英国でのエクスペリエンス最初期のライヴ2曲の貴重な映像も含まれている。私は伝説のパフォーマンスもさることながら、ジミ節でじっくり歌い上げるライク・ア・ローリング・ストーンの演奏が好きでたまらないが、本作では、本編、別カメラ、そして67年2月の本編よりスローな演奏で3度も楽しめ、こんなに嬉しいことはない。
Good
おすすめ度 ★★★★★
It's about time EH did something right, it seems..
The Feb 25th 67 Film Footage is worth the $.
Best Transfer and amount of footage released yet..
"A Second look" Monterey footage--real-time control of multipe angles is what they should have done with the other live releases!
Hey Joe 2nd angle, check it out..Wow! LIke a rolling Stone too.. Wow!!
JP