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+ レインツリーの国 +

レインツリーの国

有川 浩
おすすめ度:★★★★★
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正直、期待はずれ。
おすすめ度 ★★★☆☆

ある男性(伸)には、高校時代に読んだ、忘れられない本があった。
夢中になって読んだシリーズ。けれど、そのラストは衝撃で、それ以来読み返せなかった、完結編。
社会人になって三年目、ふとある時思い立ち、そのラストについて書いてある「レインツリーの国」というサイトを見付け、その人にメールを書いてみた。
思いがけず返信が届き、そこから「ひとみちゃん」とのメール交換が始まった。

…と物語は始まっていきます。
そのため、第1章は、その本に関するメール交換のやり取りが、かなりを占めているのですが。
そんなに話の中心に持っていくには、その本に関する内容説明が物足りないような気がします。
場面場面での主人公たちの気持ちなどを熱く語っているのですが、こちらは勿論読んだこともないし、とても詳しくストーリーが書かれているわけでもないので、
なんだか、かなり置いていかれた感じになってしまいました。

この本をより楽しむためには、さらにここに出てくる物語も本にしちゃえば?みたいな。
消化不良な感じがしてすっきりしません。

内容も、「図書館戦争」シリーズのレベルには至っていない気がします。
「あとがき」に、参考文献にあった体験談などから感じた「どきっ」を、出来るだけエピソードに入れてみた、とありますが。
読んでいて、それがよくわかります。っていうか、わかりすぎです。

物語が進むにつれて、自然発生的に聴覚障害者に関する発見や失敗のエピソードが出てきて理解が深まる…というより、
はじめに入れたいエピソードありきで、それに合わせて主人公の言動を決めてる印象を受けました。

聴覚障害者への理解を深めることを第一の目的に書かれた本に思え、そこにある恋愛を純粋に楽しむには、やっぱり文章が説明っぽ過ぎます。
「図書館内乱」で毬江ちゃんは、この本をそんなに良いと思えたのかな。
はっきり言って、私は期待はずれでした。

伸が最後の方で出してきた「持ちネタ」も、なんだか流れが唐突だった気がして、イマイチ感情移入出来なかったし、
彼がひとみちゃんのことを会社の女の子に相談したことを、ひとみちゃんにわかるような書き方のメールをするのも、
それまでの彼にしたら、あまりにデリカシーがありません。

有川さんなら、こういう題材のものを書くにしても、もっと骨太なものを書けるような気がするのですが。



本の中から出てきた本。
おすすめ度 ★★★★☆

本で出てくるものに実際に触れてみたいって願いが実現した本。

恋愛小説ですが同じ著者の他作品と違った雰囲気があります。

考えさせられる場面もあると思います。

ネットを介して本当の意味で
つながれたらステキですね。



青春菌晒しあえるシアワセ。。
おすすめ度 ★★★★★

これを自分に置き換えると、好きでいられる自信はないけど、
共通の本が取り持つ縁で結ばれた二人ならずっといつまでも続いてくれるんじゃないか、
なんてラッキー☆な二人だろう、、って思った。
(旦那と全く共通の趣味がない自分には、ちょいうらやましい部分も)
あえて伸が、
”めんどくさいほう、めっちゃ好きやねん”と、投げ出さず
更には彼女を素敵に変えてゆく、、、件なんて
カッコ良くてジーンと来ちゃいました!!

伸くん、最高です。

それにしてもいいお話でした。
益々、有川作品の虜になりそうです。



自分を好きになろう!
おすすめ度 ★★★★★

ヒロインが耳に障害のある子な訳ですが、この子がもう「とーってもめんどくさい子」!
「こーんな我慢強い男の子めったにおらへんでえー」と大阪弁で何度つぶやいた事か!
まあね。確かに障害を持っている人は持っていない人よりは嫌な思いもするかもしれないし大変ね、とは思いますが、やっぱり人間ひくつになったらだめよね!とも思うわけですよ。はい。前向きにね、精一杯やるべきなんです。そしたら結果がどうであれ「偉いぞ私!」って自分のこと好きで居られるから。
ひとみさんは自分のお耳が嫌いだったのね。否定してたのね。でもまあともかく、最後の方でやっと「一歩前へ」という感じだったのでほっとしましたが
{念の為の注釈*ヒーローには甘いのにヒロインには厳しい私・・・読めば分かりますが純粋で繊細なカップルの物語です。ほほえましくてドッキドキ!お勧めの本なんですよ!}

あと余談を一つ「図書館戦争」シリーズの中に「レインツリー」の本が出てきますが、あれって小牧さんの「ぼくもこの伸くんみたいにがんばるから」という告白になっていたのかなあ・・・なんて。小牧さんったら!今ここにいたら背中をバーンと叩いてやりたいぞ!という気分になりました。

あ、余談をもう一つ。「レインツリー」題名を見た時は「雨の木?しずくがいっぱい。涙の木?」などと思っていたのですが、実は「ねむの木」のことだったんですね。本編ではその「ねむの木の花言葉」がちらりと語られているのですが・・・「ねむりの木」というのもまた言いえて妙。ひとみさんは今まで眠っていたような物なのかもね?とも思えて。なので個人的にですが本当に良い題名!と思いました。おしまい。



なんていうか・・・
おすすめ度 ★★★☆☆

昔、邦画版シャル・ウィ・ダンスを観たときに、面白さうんぬんより、
「これって社交ダンスの世界を知ってもらうために作られたプロモーションムービーなの?」
という印象を持ったのですが、この作品を読んだとき、図らずもそのことを思い出してしまいました。
もし、聴覚障害者の理解を深めるための小説を公募したとすれば、まさにお手本のような作品として本書は入賞するでしょう。
でも、この本書はそういうことを目的として書かれたわけではないでしょう。
聴覚障害者の世界を、そうではない世界の人に理解してもらおうとすれば、説明的になるのは避けられないとは思うのですが、
話の筋がストレートすぎるだけに、どうしてもその点が気になってしまいました。
おそらく、同じような感想を持たれた人は多いのでは?


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