ベランダの岸辺
夢を追いかけ現実の壁に跳ね返され、傷つきながら何度でも立ち上がり邁進していた元気娘のREBECCAの「NOKKO」。等身大の自分を表現しながら夢を現実にしようとするソロアーティストとしての「NOKKO」。このアルバムには一個人、一人の普通の女性としてのもう一人の繊細で、危うい「素」の「NOKKO」がいる。だから名義がひらがなの「のっこ」。
穏やかで、やわらかい歌唱の裏に垣間見られる全編を覆う「孤独感」は一体なんだろう?アルバムジャケットを始め、曲調、そして歌詞。「素」の中に潜むこの「孤独感」はなんだろう?
5曲目、7曲目のラストフレーズ、3曲目、8曲目に漂う切なさは一体なんだろう?
ル・グラン
傑作です。どの曲も素晴らしく捨て曲がありません。いつもの耽美的・ヨーロッパ的ムードに、アルバム後半には中国やロシアのテイストが加わります。
またアレンジが素晴らしい!楽器の音色の選択に味わいがあり、また編曲には工夫が散りばめられ、飽きません。ぜひ音のいいシステムで聴いてください。
エロティックな歌詞や歌い方は相変わらずです。彼の場合ウケ狙いではなく「素」でやっているのが天賦の才です。「君は実りを迎えた林檎の木..」とかほとんど変態すれすれです(笑)。
一人でワイングラスを片手に聴いてほしいオトナのアルバムです。
ムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッド
近作、P.W Babies Paperback、Dire morons TRIBUNEが、比較的重たいテーマだったり、ちょっとひねたサウンド(それが、ファンには心地よいのですが)だったので、その系統でくるかと思っていたのですが、今回の30周年記念アルバムは、心地よいストレートなバンドサウンド。ファンには納得の出来です。
ゆうがたフレンドは、シングル版が標準なので、シングル版の購入も忘れずに。
あがた森魚とZIPANG BOYZ號の一夜 惑星漂流60周in東京 [DVD]
赤色エレジーからいうと、40年近くになるんですかね。ずーっとあがた森魚師と共に昭和から平成へと生きてきた人間としては、感慨深いものがあります。”はちみつぱい”のメンバーやら、”ムーンライダース”のメンバーやら、過去のアルバムに参加した矢野顕子さんやら、入り乱れての懐メロ大会のようで、それぞれの時代を知っている者からすれば、涙なくしては観られません。みんな歳をとったなあ。でも、それを受け入れてこのDVDを観て僕らも頑張りましょうか!
ゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア
NHK少年ドラマシリーズ 1973年の「つぶやき巖の秘密」の主題歌「遠い海の記憶」が聴きたくて購入しました。
でも、アレンジが変!
なんか違う!
解説を読むと、放送後一年もたってからのリリース。
きっと新録音だったのでしょう。
NHKって奴は、自分達を特別視しすぎ!!
NHKは 金儲けの道具になってはならぬ的な…。
石川セリを知らない僕でも、この曲は聞いたことがある!という曲が多いので、入門盤としては良いと思います。