武満徹:管弦楽作品集1
全体として受ける印象は 『 得体の知れない不安 』。
表現されているのは 「こころ」の『闇』の入り口。
この感触は...
じっくりと時間をかけて、しっかりと気分が落ち込んでいく時の「前ぶれ」として感じる、...
どこからともなく近寄ってくる『得体の知れない』、それでもたしかになにかが迫ってくる
ことはわかる...あの『不安』です。
自分の『感情』を感じる時にたいせつなことは、
その感情は自分の中にあって自分の一部ではあるが、
それが「私」自身ではないということをわかっていることです。
...と、自分に言い聞かせたところで、
『感情』の嵐は、頭でわかっていることなど一蹴して荒れ狂います。
『感情』から一歩ひいて、距離をとってこの『感情』と向き合うには...
自分の「外」からこの『感情』を見つめてみることです。この作品と向き合うと、
この『得体の知れない』不安 を 「外」から 感じることができます。
さがしていた「音たち」に、やっと出会えました、
やっと、...やっとです。
YOSHIKI SELECTION
今までクラッシック音楽は学校の音楽の時間か掃除の時間
または、歯科医院や本屋でしか聴かない程度で、殆ど触れていなかったジャンルでした。
ですが、YOSHIKIさんの選曲したこのアルバムはXのコンサートでも流れていたようですし、割と聴きやすく曲名を知らなくても一度は聴いた事のある楽曲が揃っていたので、クラッシックを知らない人には良い入門CDだと思います。
YOSHIKIさんの好みが強く出ていて一般的なオムニバスよりコアな選曲なのかもしれませんが、自分は素晴らしい曲に出会えたと感動しました。