BUBBLE POINT
PCゲーム『Divus Rabies (ディヴァス ラビエス)』の主題歌の「BUBBLE POINT」のshort versionがウェブで公開されていたので聴いたところ、なかなか良い曲だと思いました。そこでこのCDが発売されていることを知り、下記の4曲が収録されているのに値段が1000円未満と安かったのですぐに購入しました (在庫がなかったので1週間近く待たされました)。カンナユリさんの澄んだ声と耳に入りやすいメロディがマッチしていて満足です (「飛行途中」だけ最初は微妙かと思いましたが歌い出しは悪くありません)。通勤中にiPodで繰り返し聴いています
1:「BUBBLE POINT」 (「Divus Rabies」主題歌)
2:「飛行途中」 (「Divus Rabies」エンディングテーマ)
3:「十字架の鳥」 (インターネットラジオドラマ「クロス・ガイアード」主題歌)
4:「家具のない部屋」
ブルーバード
痛快でアップテンポなんだけど、全体的に湿ったメロディアス感を含んでいて、ドラマチック
で感動的な出来になってます。こーゆー感じは最近あんまないよね。
サビに入る部分とギターソロなんかは最高に劇的でカッコいい!
それにしても、きよえちゃんの歌声はパワフルでダイナミックでたまらんね!いつも元気
もらってます。
経済予測脳で人生が変わる!―仕事も投資も成功できる「起こりえる未来」の読み方
起こる三年も前からリーマンショック予測していたエコノミスト中原圭介の本。めまぐるしく変化するグローバル経済の中で、日本政府に期待したり、頼ったりすることはできそうもない。ならば個人として、いかに確実に時代の潮流を読み、賢く生き抜くかが大切。そのためには老若男女問わず経済予測脳を磨きあげる必要性があり、この本はその磨き方を示した本と言えるでしょう。
この本の要点としては、
経済学を学ぶことももちろん大事だが、歴史学、心理学、哲学という3つの学問領域を学ぶことで世界経済を読める様になるというものです。
(1)歴史学→人類の失敗の歴史を学ぶことで、これからの過ちを回避できる。
(2)心理学→経済を動かすのは非合理的な人の感情であり、人の行動心理を学ぶことは経済予測においては大切。
(3)哲学→哲学の考え方を学ぶことで、ものごとの本質を捉えることができるよになったり、視野が広がったりする。また、「思考方法」と「思考力」そのものが養われ、世の中の事象を本質から捉えることが出来るようになり、脳力そのものが向上する。
これに加え、地理学、物理学、天文学、芸術…etcという様に学問領域を増やせば増やすほど世の中の事象に対して、より多角的なアプローチができるようになる。それまで点だったものが他の点を見つけ、線となり、線と線は面を構成する様になり、世の中を俯瞰的または大局的に見ることが可能になります。経済学だけでは世の中を紐解けるほど、経済は単純ではなく、生き物として見るべきだとしています。
こうした力を身につけた上で、新聞やネットでその記事を書いた記者の心理的バイアスを外し、いかに事実のみを収集し、自分なりの考察を行えるかが大切だと述べています。
とにかく多くの分野を学び、視野を広げること、そして深く考える力を養うことが大切だと感じました。思考における横の広がりと縦の深さを身につけ、それを自分の力で大きくしていくことが、経済予測に限らず、生きる上での知恵となり、人生を豊かにする最大の財産であり武器となることを確信しました。特に本書の後半では政治家の無能さが指摘されていることからも、自分の力で生き抜く必要性を強く感じます。ツールの提供ではなく、これから学ぶべきこと及びそれらの学び方、活かし方を示してくれる一冊。
ベストヒット80’s
いろいろな80'sコンピが出ていますが、ここまで極めた作品はありませんでした。最高です!2枚組なのですがdisc1とdisc2のコンセプトがきっちり分かれていて、曲順も良く全体の流れも素晴らしいです。特にdisc2の前半、ジョン、ホイットニー、シカゴ、ジャーニーへと続いていく美しい曲の流れは聴いていて、思わずうっとりしてしまいました。また、収録されているアーティストもスゴイ顔ぶれです。マドンナ、ジョン・レノン、ホイットニー・ヒューストン、ポール・マッカートニー、フレディ・マーキュリーといった人達が一緒に入っているコンピは今まで見たことがありません。本当に究極のエイティーズ・コンピです。一部のカスタマーレビューでフルコーラスの収録ではなくフェードカットと書いてありますが、これは間違いですね。当時のLPやEPと比較したところ、デヴィッド・ボウイとデュラン・デュラン、そしてトム・トム・クラブがシングル・ヴァージョンでしたが、他はすべてアルバム・ヴァージョンが収録されていました。フェードカットの曲など一曲もありません。すべてフルコーラスで収録されていました。とにかく、80年代に青春を過ごした方なら誰もが納得する内容です。ベストヒットUSAで育った30代や40代の人には絶対にお奨めの作品ですね。
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
バブルという好景気と不良債権・リストラという不景気の両方を経験しているバブル世代が、銀行や企業の不正に真正面から立ち向かっていくストーリーで一気に読んだ。エリートコースを渡り歩いてきた半沢と、忙しさから病気になって出世コースから外れてしまった近藤、立場が正反対の二人が同期同士でお互いを励ましながら自分が信じる道を貫く様子は読み応えがあった。金融庁の黒崎と半沢の対決はお互い論理的な主張を展開していて読み応えがあったし、銀行内部の不正告発も根回しの様子がリアルに描かれていて最後まで目が離せなかった。特に近藤が銀行員としてのプライド、今まで支えてくれた同期への友情、家族への苦労を天秤にかける場面は緊迫感があってよかった。