Lifeblood
2004年11月1日発表。彼らの7枚目のアルバム。
『1985』で始まるこのアルバム。他のレビュアーご指摘の通り、この時代の音でできている。この時代に20代を過ごしこの頃の音を聴き続けてきた『僕ら』にはとても響くが、現代のニート達にはいかがだろう。
折りも折りブッシュvsケリーの大接戦の大統領選もブッシュの勝利で終わったが、途中でウサマ・ビンラディンのビデオ登場でアメリカ国民にテロの再来の恐怖を植え付けなかったらどうなっていたか分からなかったのではと思える。このブッシュが何年か後にこのアルバム2の『Nixon』のように批評されないことはありえないと僕には思える。歴代アメリカ大統領で最も愛されたのはレーガノミックスでアメリカを建て直したレーガン、そして最も恥るべき大統領がニクソンなことは誰がどう見ても間違いないところで、振り返ってみてブッシュが次にこないことを祈るだけだ。
音楽はペンよりも切れる武器である。そのことを最近の音楽は忘れていなかったろうか。このアルバムはそれを喚起させてくれる僕の超お気に入りである。
Everything Must Go
~4作目。
とても聴きやすくメロディアスな曲ばかりですのでおすすめです。
マニックスの出世作、名作です。
が、しかし。
当時不遇の時代から(今からは想像できませんが本国ではすげー叩かれてました)
のファンとしては1stからの荒々しさが消え、少し寂しい気持ちにもなりました。
クイーンがシンセサイザーを使い始めたときのような寂しさとでもいい~~ましょうか。
でもまあ、名作です。「英国らしさ」満開です。一家に一枚。~