黒薔薇アリス 6 (プリンセスコミックス)
『僕は何度も言ってきたけど君が好きだ。 その真面目なところと危ういところと優しいところと辛辣なところと 冷静なところと情熱的なところと賢いところと愚かなところと』 恋愛感情は理屈じゃない。 何百年も生きてきたヴァンパイアでさえ、それをコントロールするのは難しい。 人が恋愛するのは繁殖の本能に突き動かされているのかもしれない。 けれど理性を狂わされている自分もどこかでちゃんと理解していている。 そんなアリスとディミトリの恋。 ようやく実りを迎えました。 でも第一部が完結したのに所々に見える伏線で、まだ安心してはいけないのではと勘ぐってしまいます。 第二部もまた甘くて苦くて切なくて残酷で美しいのでしょうか。 最新巻を読み終えたばかりなのに続きが待ち遠しくて仕方ありません。
窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスアルファ)
私は、今まで水城せとなさんのBLは読んだ事がなかったのですが、これは
少女コミックやBLにとらわれず、とてもステキな作品です。
こんなに、胸が締め付けられた作品とは初めて出会いました!
BLを読んだ事がない人でも、読んでみる価値はあると思います!
せつなくて、痛いほど登場人物2人の気持ちが伝わってきました。
是非とも、続編を希望します!!
俎上の鯉は二度跳ねる ドラマCD
『窮鼠はチーズの夢を見る』 のCDも良かったけど、この『俎上の鯉は2度跳ねる』も 良かったです。
マンガの時も[たまき]は かわいいなあ と思っていましたが 声になると本当にかわいいです。あ〜 恭一が ゆれるのも無理ないなあ・・・と思ってしまう。(T_T)
今ケ瀬は 『黒猫、あくびをする』も 収録されていて、遊佐さんが はじけています。(^-^)楽しいです。
が、やっぱり『梟』は せつない・・・「ああ・・・本当に・・・好きだったなあ・・・」の台詞では やっぱり涙が出てしまいました。
恭一の悩むさまを中村さんが、今ケ瀬の諦めを内に秘めながらももがいて苦しむさまを遊佐さんが 本当にそこにいるかのように演じています。
このキャスティングで良かったなあと改めて思いました。
この話の結末は知っていますが、モブフラで、『梟』の後、『俎上の鯉は2度跳ねる』を ずーっと待ってた時と似たような気持ちになります。
早く『俎上の鯉は2度跳ねる・後編』が 聴きたくて ・・・待ち遠しい。
今回 キャストロールに 出演者の一言コメント入っていました。(^-^)
窮鼠はチーズの夢を見る ドラマアルバムCD
原作が大好きだったのでとても楽しみにしていたドラマCDだったんですが、キャスト名を聞いた時は正直「配役、逆の方が合うのでは?」と思っていました。
遊佐さんの方が大人声だったので・・・。でもそんな心配、全くいりませんでした!
恭一の優柔不断ながら憎めないところや 今ヶ瀬の淡々とした中に強い思いを秘めてる切なさが、お二人の声優さんによって見事に表現されていました。
本当に原作に忠実に作られているので、原作を読んだ方なら印象深いセリフがそこ彼処に出てきて楽しめるのでは?!
ただ、どうしても制限のあるCDに全てのシーンを詰め込むせいか、少し展開が早く感じました。原作でのセリフのない一コマ分の間というか余韻が、どうしてもCDでは伝わり難いんです。
なので私は、1回目CDだけ聴いた後、2回目は原作を見ながら聴きましたよ!絵を見ているとまた印象も変わるので・・・。
また、元々レディコミに掲載された原作なので女性の登場人物も多く、女性とのHの場面もあります。
そのシーンには中村さんのモノローグが重なるため私は気になりませんでしたが、原作未読で女性との絡みが苦手な方はお気を付け下さい。
BGMや夏生の声の低さなど、個人的に少し気になった部分もあったので星4つにさせてもらいましたが、ファンタジーの世界になりがちなBLにおいて、とてもリアルに二人の心の葛藤が描かれている素敵なドラマCDだと思います。
原作者の先生もブックレットに書かれていますが、是非このキャストで続編も聴いてみたい!と思いました。
俎上の鯉は二度跳ねる 2 ドラマCD
単行本の発売、CD前編の発売と「窮鼠はチーズの夢を見る」から後編CDが出るまで、
結構待たされましたが、待った甲斐がありました!!
コミックを読んだときも十分に楽しんでいましたが、CDを聞いてから、
さらに登場人物の気持ちが理解できたような気がします。
声優さんのイメージ、私は「窮鼠はチーズの夢を見る」のCDからだったので違和感ありませんでした。
BLの傑作とあちこちで紹介されているのを見かけますが、納得の内容だと思います。
未聴の方は、ぜひ「窮鼠はチーズの夢を見る」から始めて最後まで聴くことをおすすめします。