ひとりフォークゲリラ ライブ!
奥尻島が地震と津波で被災したときに泉谷しげるが、街頭に飛び出しひとりで募金活動を行った。「麻薬を買う金があったら募金しろ」だとか「これは、売名行為だ!」など独特の泉谷節をぶちまけながら街頭ライブは行われる。私は、泉谷しげるはデビュー当時から労働者の見方という印象を持っていたが、よく考えてみると「黒いカバン」「ひとりあるき」や「老人革命の唄」でも、あるいは「翼なき野郎ども」でもいつも社会的弱者の味方であったことが分かる。「なぜこんな時代に・・・」はこの街頭ライブと通して流れるテーマであると思うが、この「泉谷しげる ひとりフォークゲリラLIVE!」は、実は、彼が善人であることがよく理解できる名盤でる。募金をしてくれた人全員に握手をしようとする彼の姿勢に心打たれる。泉谷しげるのファンであることを誇りに思わせる不朽の名作である。
災害の心理学とその周辺―北海道南西沖地震の被災地へのコミュニティ・アプローチ
北海道南西沖地震での調査結果の報告です。
調査の倫理性として,避難途中に我が子を津波に浚われた親に「津波が来たとき,あなたは何をしていましたか?」と聞く事は心ない行為であろう。
という説明がありました。
立場の違いを想像できずに,質問することの残酷さを知りました。
地震,津波などの情報展開する際の,配慮すべき視点の1つが分かりました。