三陸海岸大津波 (文春文庫)
想像を絶する津波が町を飲み込んだ・・・連日テレビではこのように放送されているが、はたして本当か?
この地域は明治、昭和の時代にも大きな津波に何度となく襲われている。もちろんその前にも記録はあるだろう。
1000年に一度とかなんとかは完全にうそっぱちである。
自分の住む町の歴史を少しでも興味を持って知っていれば過去の津波の規模やそれを上回る津波も想像できそうだが
この事実を知る人はなぜかもの凄く少ないようだ。
今回の地震と津波の直後にこの本を思い出しもう一度読みたくなった。
吉村作品の中で海に関する作品では漂流物が多く、海の恐ろしさは常に
海原の真ん中での飢えや病だったが、この地域においては陸にいても海は恐ろしい怪物である。
もうひとりの私~ちあき 船村徹をうたう
このアルバムは、コロンビア時代の2つのオリジナルアルバム―『もうひとりの私』(1972.12.10)と『もうひとりの私~船村徹作品集』(1976.8.25)―の収録曲を1枚のCDとして纏めたものです。これだけでも結構なことなのに、さらにボーナストラックとしてシングル曲「酒場川」(1976.10.1)と「矢切の渡し」(1976.10.1)とを加えてくれているのですから嬉しいことこの上ありません。
添付ライナーの巻頭に船村徹は、ちあき恋しの賛辞を寄せていますが、ここではあえて以前に『ちあきなおみ・これくしょん ねぇあんた』に寄せたものから次の一節を引用してみたいと思います。
春だというのに私の心は泣いている。しだれ桜にゆらゆらと、
泣き笑いして歌っているちあきなおみが見えてしまうからだ。
この「泣き笑いして歌っているちあきなおみ」という表現に船村徹がちあきなおみに執着する心裡が滲み出ているように思うからです。
ちあきなおみの歌には、微笑みと背中合わせに哀しみが潜み、涙の先に希望が垣間見えるからです。この日本人特有の繊細な陰影を伴う心情を見事に表現仕切ることのできる稀有な才能に恵まれた歌手だからです。船村徹が彼女を渇望する所以です。
実際、船村作品をうたう彼女の歌は、どれもこれも素晴らしい。
彼女がうたうと、船村徹がロマンチストであることがよく分かるのです。泥臭く、辛気臭く、陰鬱なものには決してならず、しゃれた感覚を漂わせる歌が誕生するからです。「柿の木坂の家」ってこんなに素敵な歌だったんだ、という風に。
日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人―怒鳴られたら、やさしさを一つでも多く返すんです!―
●タイトルに惹かれて、本書を読んでみました。
面白さもある日本一の、支配人物語ですね!。それにしても、日本一の歓楽街と言われる
新宿歌舞伎町が、2004年に、ヤクザがたむろする、野放し状態の町であつたことに
ビックリしました。
●話の内容は、本書を読んでいただくことにして、「三輪 康子」について、書かれていない
項目を纏めて、次回作を出版されるときに反映していただくことを期待して、読者レビュー
とし、記します。
(1)生まれ年・・・現在、何歳になられる女性の方か、知りたいですね。
(2)身長は160cmとありますが、体重はどの程度ですか?
・「痩せ型」 ・「普通」 ・「太り気味」・・・・・相手に与える印象が問題です。
●学歴は大学卒で、ドイツ語専攻とありますが、英語も当然話されますよね?。
●おもいやりと、やさしさと、個性の強い女性の方ですが、これだけの接客術を何処で身に
付けられたかということです。おそらく銀座の画廊で受付をされておられた時と思うのですが,このときでよろしいのですかね?。
●業績・・・三輪さんが支配人をされているホテルが、関連するグループの一位ということは
分かりました。20004年から10年間の業績の変化を知りたいですね?。
三輪さんが支配人をされているホテルが大きければ大きいほど、売り上げが上がるときは,当然、上がります。
上記の項目は、三輪さんを理解しようとすればするほど、知りたい項目です。
●本書の構成は、分かりやすくなっております。
★読んでいて、読者に、勇気を与え続けてくれる本です。
【参考まで】
「三輪式クレーム対応術」
(1)第一声、「謝罪のスピード」がすべてを決める
(2)謝罪のスピードは、スタッフとの信頼関係にかかっている
(3)自分の心遣いすべてを投入! 「誰がどう見ても反省している」とわかる形で
(4)「お客様の傷ついた心」にだけ焦点を当てる
東京の自然史 (講談社学術文庫)
名著復刻に拍手。
東京は関東ローム層の上に、低湿地と丘が複雑に入り組んだ場所であった。
徳川家康入城期、今の日比谷も新橋もうみの中であった。
羽村にある「まいまいず井戸」は、当時の技術では垂直に掘ることが出来なかったため
台地を巻くように掘り下げた道を作り、低くした土地に井戸を掘ったものである。
目黒の爺々ガ茶屋を描いた歌川広重の浮世絵は、背景の満々と水をたたえた
目黒川が流れている。ここまで簡単に海から船の往来ができたのである。
落語『目黒のさんま』の舞台である。
池上本門寺蕎麦の崖には、関東ローム層がむき出しになっている。
本書を読んでから、東京散歩に出るのも仲々、乙なものではないか。
アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 伊藤麻衣子 All Songs Collection
第1回ミスマガジンで優勝してデビューを飾った伊藤麻衣子。
そのアイドル性十分のルックスとは、裏腹に、性格は気が強く、妙に落ち着いてる喋りかたも魅力でした。今もタレントをされてますが、本当に老けないというか、本当に魔力みたいです。綺麗。そんな伊藤さんですが、アイドル歌手時代は70年代のアイドル歌手が歌われるようなちょっと古めなマイナー歌謡曲がほとんどです。アレンジが古いというか・・・・「恋のリーグ」、「夏の封印」、「粉雪のラブレター」なんかはすごい名曲だと思います。アルバムやB面曲に隠れた名曲が多いのです。歌唱力のほうは音程が微妙だったり、あまりうまくないですが、懸命さが伝わる。本人もこのCDでライナーノーツを書き下ろしているが、歌が下手だったことを認めてます。自分で認めるところも
器の大きい人だなとかんしんしました。
本人は長淵剛が書き下ろした「わたしの胸に」がお気に入りだそうです。
DVDは制服フェチの人にはたまらないでしょうね。