2012年 IDE塾 年金特訓問題集
社労士試験において年金法を不得意とされている方は多いようです。
IDE塾は社労士試験の専門校ですが、年金法の古い過去問なんかをやっておきたいと思う方は
うってつけの問題集ではないでしょうか・・・
生命保険数学の基礎―アクチュアリー数学入門
表紙のデザイン・まえがき・あとがき だけでも購入の価値あり。
数式以外の文章を読んでも著者の高貴な品格が漂う。
生命保険会社に就職を希望する理系学生・
アクチュアリー試験受験生にとって
必読の一冊である。
著者は微分幾何学で名高い故・小畠守生の門下生で、
ただの数学科学部卒や理系他学部出身の「御用アクチュアリー」とは
数学的素養が桁違いである。
ソニープルデンシャル生命時代の著者の論文「保険数学の基礎」(1986年)を
併わせて読まれることをお勧めする。
著者らによる
マルチンゲール理論・マリアヴァン解析等に基づく
「生命保険数学」が
東京大学大学院数理科学研究科(駒場)で
開講されることを望む。
WiLL (ウィル) 2012年 06月号 [雑誌]
「総力大特集140ページ 混迷日本の処方箋」と題された巻頭特集。「政界の疫病神小沢一郎」「石原新党・亀井静香独白」「維新会に騙されるな・金美齢」「女性宰相の誕生は歴史の必然」・・・。現在日本の政治の混迷を打破するのは、金美齢の語るとおり、第二次安倍晋三内閣で「憲法改正」をやってケジメをつけるしかない。
日本は本当に滅びてしまうのか。具体的にはアメリカと中国の食い物にされてボロボロになって、最終的に米中の従属国になり、彼らが雇った韓国人官僚に収奪される「植民地国家・日本」になるということである。
「消費税増税とデフレ誘導をやめない財務省、米中に右顧左眄する外務省、そして国家観のない民主党オポチュニスト集団という亡国トリオ」は日本を滅ぼしかねない「疫病神」である。「小沢一郎」などという強欲で無定見な政治家より、こちらの「亡国トリオ」の方が普通の平凡な顔をしているだけに恐ろしい。
「消費税増税でジリ貧国家日本へ」田村秀男。古巣、日経新聞批判の舌鋒が鋭い。田村が使う「比喩」が現在の日本の状況を巧みに言い当てている。「蛙を水にいれて少しずつ熱していくと、蛙は、『まだ、大丈夫だ。まだまだ・・』と我慢して耐える。しかし、そのうちに完全に茹で上がってひっくり返る」・・・
まさしく我が国のことだ。もう茹で上がりそうじゃないか。アメさんとシナ人が舌なめずりしてひっくり返るのを待っている。
巻末特集は「尖閣と領土を守れ」。豊富な資料と内容。力が入っている。「不愉快な現実にまかれろ(中国は国連憲章を尊重する国なので日本は争うな)」と力説する某元外務省情報分析官氏は、これらの資料を知らないわけではない。外務省OBが本気で中国従属を誘導しようとするこのことがが本当の「不愉快な現実」なのだろう。
「(東京都尖閣購入の)仕掛け人は私」山東昭子は、まるでデビューした頃の「赤銅鈴之介・語り手山東昭子」の昔の戻ったかのように誇らしげで嬉しそうだ。そう言えば、確か、鈴之介の敵役は「卑怯者太夫(ひきょうものだゆう)」だったはず。山東昭子には中国がそう見えるはずだ。
「尖閣は日本固有の領土」。堂々と、当然のこととして主張する李登輝元中華民国総統。人間としての品格を覚える。
毎度お馴染み巻末エッセイ、堤堯「ある編集者のオデッセイ 魔都・上海の街を歩いて考えたこと」今回は、いつもどこかで自己韜晦する達人が、本気である。多分、テーマのせいかも知れない。明治憲法の「統帥権」の問題は、男の血を滾らせずにいないのだ。
アクチュアリー数学入門 (アクチュアリー数学シリーズ 1)
月刊誌『数学セミナー』での連載等を基に構成された、アクチュアリー資格・試験のガイドブック。内容の大部分は一次試験の数学科目(数学・生保数理・年金数理・損保数理)の解説に割かれているが、冒頭および巻末では、アクチュアリーの業務全般や資格取得後の展望にまつわる解説や座談会記事が収録されている点がこれまでにない特徴。公認会計士・税理士・社会保険労務士などの資格紹介本ではさんざん使い古されてきた構成だが、ことアクチュアリーに関しては本書が初めてではないだろうか。
また一次試験の各科目の概論も、全般的には基礎的な内容の解説に終始しているものの、アクチュアリー会の指定教科書にはない実践的な公式(生保数理の一時払・分割払の公式)や新しい図解(年金数理の財政方式)を掲載するなど、単なる入門書の域を超えた意欲的な試みを随所で見せている。もちろん本書の内容だけでは本試験の全範囲に太刀打ち出来ないものの、練習問題もそこそこ充実しており、初学者だけでなく中級者以上にとっても有用な一冊。次回以降のシリーズに期待したい。