私を見つけるのはあなだだけ (ラズベリーブックス)
ヒロインのアガサが魅力的です。
自立した女性で、突拍子も無いことを思いつく天才です。
19世紀にあるまじき女性と言われたらそうですが、
そこはスルーです。(あくまで小説ですから…)
ヒーローのサイモンはアガサの魅力に抗おうと無駄な抵抗をしますが、
二人の追いかけっこがとても面白いです。
行方不明の兄の捜索から始まるのですが、終始明るい調子で、
読後感も良かったです。
病気志願者―「死ぬほど」病気になりたがる人たち
研修医時代悩まされた原因不明の疾患がこの本で語られている、虚偽性障害。
精神的な充実を求めるために病気を捏造するという(驚くような方法で)現代社会が生んだ奇病といえると思います。
日本では専門の精神科医も少なく(いないと思います)、患者さん自身が医師に対して攻撃的なことも多いため治療は大変困難です。医師をしていると一度は経験する疾患のため、研修医の方にはぜひ一読をお勧めします。
テオ・ヤンセンペーパークラフト
風を受けて生き物のように動く不思議さと機能美が
テオ・ヤンセンの魅力だと思うのですが、風を受ける
部分を自分の手で摘んで回転させると動く仕様なので
正直微妙です。
紙の割には丈夫で、強度のいる箇所にはちゃんと補強
する様にはなっていますが、子供が遊べばまず壊して
しまう程度のものです。
したがって、動かすというよりは飾るものなので、
その辺を理解してないとガッカリするでしょう。
ただ、値段が値段なのでオブジェとして割り切れば
面白い作品ではあります。
Pretenders 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET
プリテンダーズかっこいいですねー!!
何がカッコイイって、やはりクリッシーでしょう。
テレキャスターの音がほんとThis is テレキャスターなんで
テレキャス好きにはたまりません。
未婚の母なのになんてかっこいいんでしょう!!
来日公演の記憶が思い起こされます。
Best of the Pretenders, the/Break Up the Concrete
流石ライノさん!一筋縄では行きませんなぁ〜 '09年リマスターBest あーんど 目下の所 最新作のカップリング。
で、この値段 みーなさん 「即買い」です!えー 又 Best?と、嘆きの諸兄。チッチッチ! 2nd 以降のリマスターが依然として進まぬ中、このRemasterは貴重ですぜ。
んで、#11/15/16は何と 7'バージョン!
以下Disc2の目下の所 最新作" Break Up Concreteの聴き所なんぞをっ!
何とたった12日で録音された本作 プロデュースはPretenders自身。全編に渡って アコギ・ペダルスティールが効果的に使われている非常にアーシーなサウンド。
マラカスにも注意 要!コンセプトはずばり ”英国産 フォークロック”(って クリッシーさんは米国出身で英国へ渡ったんですが・・・ 汗)
#1を聴いた瞬間 正直 違和感を感じた。Voが極端にリバーブ・エコーを切っている為、目を閉じればクリッシーさんがすぐそこで歌っている様な錯覚に陥るのだが、
バックが遥か彼方で演奏している様に感じた。これは#4曲目まで続くが、その音質と相俟って 一歩間違えれば「デモテ」?状態。んー バックとの距離感が非常
に気になる・・・ 狙いが解りませんでしたぁー クリッシーさん! 俺はまだまだ勉強不足っす!
歌詞の中に"Chinese plastic"と出てくるんですが、元旦那 Ray DaviesさんのVietnam Cowboysの中にも"Hamburger in China" と有る。
んー 深読みし過ぎだって? だって過去にクリッシーさんが 名曲Chill Factor の中で " To The Bone " とやれば Ray さんはアンプラグドLive盤のタイトルを"To The Bone"としたもんなぁー あながち唯の偶然とは 思えまへん!
#4はかつてのPreciousの様な早口Voが堪能出来るナンバー。
#5辺りからVoにも通常のリバーブが掛かり 普通の距離感と成る。ペダルスティールを伴った美しいメロディーでクリッシーさんの甘えた声と相俟って、愛らしい女性だなぁ〜と
感じてしまう。 と 同時に どんなにハードな曲をやってもクリッシーさんの歌声には何時も「母性」を凄く感じてしまう。
#6はピアノの響きも美しいフォークロック。#7 不思議な浮遊感を持つ 今までに無かったジャァジィーなナンバー。#9レイドバックしたBlues Rock この曲のみ作者がRobert Kidneyとなっていますが、誰でしょう?未だ詳細解らず。クレジットが 他の曲と同じHynd House Of Hits となっているので、クリッシー人脈だとは思うのですが・・・
#10 Bo Diddleyビートを使った曲ですが、ちょいと捻り有り!#11 感傷的になり過ぎない 落ち付いたバラード Pretendersって良いな〜 としみじみ感じる秋の夜です。
全編 裏ジャケのコンクリートを突き破り咲く花の様な簡素で純朴で有るが故の美しさ!
いえね 根性大根なんて野暮な事は言いませんぜ〜 (古ぅ〜 爆)