60セカンズ ディレクターズ・カット版 [DVD]
内容は言わずもがな星5つ。
フェラーリマニアのニコラスが完全に趣味で引き受けた仕事って雰囲気が大好きです。ニコラスって良い意味でアホですね。
ただ少し気になったのは吹き替えです。
地上波で見た本作もニコラスの吹き替えは大塚明夫でしたが、微妙なセリフや演じ方が違っています。
地上波の方が全体的にファンキーさが出ていて、DVD版よりニコラスのテンションが高く感じました。
フェラーリのディーラーにセレブに扮して探りを入れるシーンは「金持ちでバカなおぼっちゃん風」の演技でした。
勝手な解釈で言えばDVDで一度収録して、地上波放送の収録の時には「少し遊んでみよう」と思ったのでしょうか。
個人的には地上波版の吹き替え収録が好ましかったです。
とはいえ、ディレクターズカット版の本作は10分近い追加シーンもありで、良い仕様ではあります。
フレディVSジェイソン オリジナル・サウンド・トラック
映画のサウンドトラック・アルバムは数あれど、ここまで充実した内容のものはそうない。主にロードランナーのヘヴィ・ロック系アーティストが曲を提供していて、注目はやっぱりSlipknotの未発表曲。このバンドは何やってもSlipknotだからスゴイ。Ill Ninoのテーマ曲も南米系でカッコイイし。このアルバム、絶対何年か後には、「サントラの名盤」として取り上げられてるんだろうなぁ。
Spirit In The System [日本盤先行発売 / 初回盤限定ナイスプライス仕様 / ボーナストラック・日本語解説付き国内盤] (BRC-265LTD)
ザ・ケミスツの待望のセカンドアルバムです。
最初に感じた印象としては「前作よりロックにシフトしている」ということ。
前作は他の方が書かれたようにクラブでアンセムとなる(絶対アガる)曲がいくつもありましたが、今作はそこまでの「アガる」感じはありませんでした。それは、決して曲のクォリティーが下がったということではありません。前作はロック・レイブ・ドラムンベースなどのカッコイイ部分のみを凝縮した感じだったのですが、今回はロックをベースに他ジャンルのカッコイイ部分を必要最小限に絞り込んだ感じです。ややシンプルになったと表現してもいいような…。
さらにいうなら、前作は「踊る」音楽だったのに対し、今作は「暴れる」音楽に変化したように感じます。もしかしたらライブ映えするのは今作の方かもしれません。
作品のクォリティーとしては決して前作を下回ることはありませんし、文句なくペンデュラム・プロディジーなどが好きな人にはお勧めできます。ただ、好みの問題で評価が分かれるかもしれません。この辺りは他の方のレビューを読んでもらえれば理解できると思います。