憲法〈2〉
憲法の統治機構の教科書の中で詳細さにおいては
類書の中でもトップクラスです。
国会法・裁判所法などはもちろんのこと
衆参両院の先例にまで言及がなされており
註解書的な本になっています。
辞書的な使い方もできるでしょう。
その分、通読して全体を理解するには
他書の方が向いているかもしれません。
共著なので、著者により体裁が若干違うので
気になる人がいるかもしれません。
使い道によって向き・不向きがある本だと思われますので
一度中身をみてから購入を検討するのもよいと思われます。
手紙~拝啓 十五の君へ
「未来の自分に宛てて書く手紙なら きっと素直に打ち明けられるだろう」
けれども、続く歌詞に「僕」が具体的に言って一体何で悩んでいるのか、
はっきりしたことは書かれていません。
しかし、それだからこそ、聴き手はそこに自分の悩みを投影して聴くことができます。
「誰にも話せない悩みの種」「胸が何度もばらばらに割れて」しまうような苦しみ。
それは家族関係の悩みでも、恋愛の悩みでも、進路の悩みでも、
いじめに遭っているということでもいい、自分が今抱えている
(あるいは過去に抱えていた)問題を代入すればいい。
するとどうでしょう、この歌は紛れもない聴き手である
私たち自身の歌になるではありませんか!
つくづく音楽の力ってすごいな、と思います。
5年モノ (通常盤)
待たされる事には慣れてますがやっぱり5年半は長い(苦笑)
初CD化ともなる「BEAUTIFUL DAY」は今までラジオで聞いていたアレンジとはまた違うアレンジになっているそうです。
このアルバム発売を受けて 来年はツアー開催決定。どれもタイアップ曲+何か新曲 が入る予定だそうです。
このCDを聞いて ツアーでマシャに会いに行きましょう♪
小説 郵便利権―小説 会計監査〈2〉 (幻冬舎文庫)
モデルの山内社長である西川善文ですが、本にある「最後のバンカー」とあるように、最近は西川著である『ザ・ラストバンカー』が出版されました。結論から言うと、特に目新しい知識や情報もなく、小説としても少し躍動感に欠けると思います。そこらへんにある経済小説と大差ない作品です。
テーマがテーマなのでダラダラな展開になるのかもしれないが、筋の構成が単調で、途中で読むのに飽きる可能性があります。
また、郵政民営化について何か勉強しはじめたい方でも、この本ではなくネットや新書でも入門書的なものがあります。だらだら200P読むよりははるかに効率的でしょう。
西川善文を扱った本なので、彼を嫌っている人は低い評価をするかもしれません。しかし、西川善文抜きに経済小説としての面白さは奇抜さが無く普通なので評価は3としました。
5年モノ (初回限定盤)
福山雅治がどれだけ才能豊かなアーティストであるかということを
いやというほど実感させられる傑作である。
とにかく楽曲のクオリティの高さが尋常ではない。
巷にあふれているキャッチーなノリだけの人生応援歌も
ただただお涙頂戴の自意識過剰なバラード曲も存在しない。
情感豊かなヴォーカルは、曲によってその表情を変え、
驚くほど多彩な広がりを見せてくれる。
歌詞の面でも以前と比べいちだんと進歩を遂げている。
一曲一曲が本当に丁寧に作りこまれており、
息つくひまもないほどの怒涛の展開である。
多くが既発曲で、ファンならばほとんど知っている曲ばかりだろうが、
それでもこのアルバムは買う価値がある。
「あのシングル曲が収録されている」とかいうレベルを遥かに超越した地点で
このアルバムは鳴っている。
端正なルックス、くだけたパーソナリティ、
露出しすぎない仕事のペース、写真家としての活動、
そして何よりその圧倒的な音楽的才能・・・。
福山雅治という男は、同姓から見ても本当にケチのつけどころのない
最高に魅力的な人間だと思う。
このアルバムは「Calling」に変わり、彼の最高傑作に
位置づけられることになるのではないか。