スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」
この歌集でもゲド戦記歌集と同様に、作詞宮崎吾朗、作曲谷山浩子の楽曲が多い。
作詞では青春時代特有の視野、つまり私と恋するあなたの二人の世界、半径5メートルの世界が
うまく表現されている。ゲド戦記歌集でも感じたが、宮崎吾朗は作詞家の才能もあると思う。
曲も昭和時代を思い浮かばせるような、優しい曲調が多い。
手嶌葵の歌声は、相変わらずどこまでも澄んでいる。
その歌声はまるで、清涼感溢れる一陣の風がコクリコ坂の上から下へと駆け抜けるようで
爽やかで心地よい。
このCDはコクリコ坂ファン、手嶌葵ファンならば是非とも手元に置きたい1枚ではないだろうか。
ストレンジデイズ 2011年 11月号 [雑誌]
雑。
この一言につきる。
雑多にメリハリ無く記事がある。読みにくい。写真が掲載されていても、誰の写真なのか知ってる人しか理解できない。まず、雑誌が編集者の意図したとおり読者が読まれるとは限らないので、その点について初歩的な過ちを侵してしまっている。これが残念な事。とにかく判っている人間以外には判りにくい紙面構成になってしまっているのが残念。震災以後、財政的な面で、ライターや編集者の力が及び切れない部分があるのかもしれないが、そこはやっぱり丁寧な誌面作りをお願いしたい。それなりの価格に見合うように。
悲しみの時計少女
これを読んだのが谷山浩子の最初です。
谷山浩子〜は、もともと歌手だったーとのことなのですが、なかなか良い児童書を書かれています。
というか、これを読んだら凄いはまっちゃいました。
しかし、結構絶版本が多い多い・・・・。もちろん、絶版だったのでamazonで色々と中古で購入しました!(ありがとう!)
本の話に戻ると、主人公はとある一人の女の子。
少女なんですが、その周りには不可思議な生き物(静物ともいえる)がでてきます。
ん、キミはあれか?もしや、美女と野獣で魔法にかけられていなかっただろうか。
頭が時計でできてる少女、手足以外はお魚の形をしているお魚くん。
そんな時計頭の少女は、時計の館を探しているという。
こっちよ、こっちの方角なの。鎌倉のほうよ。ニオイがするわ。
みたいなことをいってくるわけで。
舞台が日本なのに、不可思議な外国のような異世界の雰囲気を漂わせている。
が、しかし、子供向けのファンタジーだね、というような甘ちょいものではなく、
ちょっと不気味で、ホラーなテイストもある。そんな独特の雰囲気が凄い良い。
話が進むにつれて、何故だかいきなしな展開も受け入れちゃうようになってきます。
アタゴオルは猫の森 DVD
公式HPのギルバルスのカッコよさに惚れて、原作の大ファンの友達と観に行きました!
映像と音楽がとにかく凄い!石井竜也が音楽監督だけあって映画開始早々ノリのいいミュージカルが始まり、一気にアタゴオルの世界に惹き込まれてしまいました。踊るヒデヨシたちの動きも滑らかで美しく、色彩の鮮やかさに目を奪われます!
キャラクターもそれぞれ個性豊かで、美しいアタゴオルの世界で自分の感情のままに今を楽しく生きているヒデヨシを見てると、「自分もあんなふうに生きたい」と強く憧れてしまいます。
ギルバルスはもう設定からして反則なくらいカッコイイのに、映画の中で戦う姿に本気で惚れてしまいました!カッカッコよすぎる・・!!(田辺ヴォイス最高!)
ストーリーも笑いあり感動ありの見ごたえ十分で言うことなしでした!続編、作ってくれないかな〜vvvv凄く期待してます!
北極ライフ
白くまの将来が大変なのは知っていましたが、それを頭でなく心で感じられる素敵な本です。小さくなった氷に取り残される白くまや餌を探して放浪する白くまの不安そうな表情など、野生の動物でこれほどの写真が撮れるのは、ナショナルジオグラフィックならではでしょう。それに谷山浩子さんの詩がぐっときました。「お母さんも教えてくれなかった」という一言で、自分たちのすむ環境が知らないうちに変わっていっていることを感じさせてくれました。私たちに何が出来るだろうと、心から思える本です。