籠の中のアリシス
声優さんの豪華さと、絵の可愛いさと世界観に惹かれて購入しました。
が、色々と残念でした。
シナリオがいまいちだなぁ感じました。
もっと長くなっても良いので、もう少し作り込んで欲しかったです。
どのキャラも同じような終わり方になってしまい
最後には飽きてきました・・・。
EDが何種類かある、服装が可愛い、
キャラはどのキャラも個性的で魅力があるという良い点もありましたが
この値段に見合ったゲームではなかったです。
次作に期待しています。
祝もものき事務所 (C・NOVELSファンタジア)
ディルフィニア程ではありませんが、面白く読ませていただきました。
私はミステリーはあんまり読まないのですが、最後まで犯人がわからなかったし。よくできてると思います。
主人公より脇役が立ってるのは、他のレビューの方に同感です。
作品に出てきた旧家の考え方は、いい家柄じゃなくても、田舎に行けばまだまだ普通に残ってるよなあと。
ちょっと自分の故郷を思い出して懐かしくなりました。
確かに、作品中の旧家の方々は変ですが。おばあさんが少しでもいい家に嫁に出すのがお前への最高のプレゼント的なことを言うのは、それは戦前の貧しけりゃ娘を売り飛ばすのが普通だった時代の理屈で。娘が嫁ぎ先でなるべく苦労しないようにはかるのが親のつとめだった訳で。それは現代人から見たらビックリだけど、そういう社会的な背景を語らずに全否定するのもどうかなと。
そんなわけで、星四つ。
体外離脱するサラリーマン―ヘミシンクで“誰でもできる”不思議体験
体外離脱やヘミシンクをわかりやすく読める本です。
でも、この人のブログを読んで思ったのですが
気功術や古神道を修行し、通勤途中で瞑想する人を
「普通のサラリーマン」ていうの?
モーツァルト:オーボエ四重奏曲
オーボエ四重奏曲、グラスハーモニカによるアダージョとロンド。 そして、もともとは弦楽五重奏曲から編曲した作品であるオーボエ五重奏曲、と、三者三様の魅力が光る好盤だと思います。 楽しくて伸びやかな四重奏曲、のほほんとしていながらもどこか幻想的なアダージョとロンド。 しかし私の好みでは、やはり短調の五重奏曲がピカイチですね。 モーツァルトの短調って、どれもいいんですが、この曲もまた独自の魅力を放っています。 ホントに現代の車のコマーシャルなんかにも十分使えそうなモダンな感覚が素晴らしいと思います。 ホリガーのテンポの速い演奏ものっけからぐいぐい聴き手を引き込んでいきます。 “疾走する悲しみ”というキャッチフレーズは、むしろこっちの方にふさわしいのでは? 確かにマイナーな作品ばかりなのですが、まだ聴いたことのない方には是非お薦めできます。
エドヴァルド・ムンク-生命のダンス- [DVD]
ナウオンメディアから出ているDVDはたくさん観てきたが、この作品も
大変よく出来ているように思えた。
ベースとなっているのが、ムンク自身が記した手紙だからというのも大きい。
ムンクは幼い頃母を亡くし、様々な過ちに対して罪の意識に苛まれ、自分自身に
向き合っていた芸術家であった。
反キリスト教的な人物との出会い、家族の死、世間からの冷笑・・・さまざまな
ことがあり、逃げ回ったり酒に溺れたり療養所生活を送ったりしたが、自分自身の
心のよりどころに気づき、作品制作に没頭する晩年を過ごした。非常に自分自身に
誰よりも正直だった。病的なことに侵されていても、悩んでいても、何とか解決
しようともがく姿が見て取れる。その何とかしようとする態度が世間を納得させる
ことへと導いた。
確かに当時の価値観では一見あまりに急進的だったかもしれないが、今の時代感覚で
見ると、大変理解出来るし、ムンクは暗いとかそういうイメージよりもっと鮮烈で
真面目、そして才能溢れる画家だということが容易に伝わってくる。
ムンクは「叫び」ぐらいしか知らない方も多いかもしれない。
しかし間違いなく20世紀を代表する画家の1人であることは疑いようもない。
興味のある方は是非ともご覧下さい。