ワンダフル・ワールド・オブ・ワンダーミンツ
現在はブライアン・ウィルソンのバック・バンド活動のため開店休業状態のワンダーミンツが1996年にリリースしたカヴァー曲集。
といっても,カヴァーされているのはモンキーズの『Porpoise Song』やピンク・フロイドの『Arnold Layne』といった,POP中毒者の彼等らしいマニアックな曲ばかりです。そうかと思うと,アバの曲『Konwing Me,Knowing You』(1966年のビートルズ風アレンジになってますが)もカヴァーしているのもまた『POPに貴賤無し』という彼等らしい拘りなのかもしれません。
ブライアン・ウィルソンが高く評価したバンドだけあって,サウンド面も非常に凝っており,『Louise』にドアーズの『Hello I Love You』のフレーズを入れたり,『Ooh Child』にビーチボーイズの『God Only Knows』のフレーズを入れたりと,今流行の(^^;)マッシュアップ的なこともやってます。
他にも色々とPOPな小ネタ満載で,サクマ式ドロップスのようにカラフルで多彩なPOPの味を楽しむことができるアルバムなのです。
Kaleidoscopin': Exploring Prisms of the Past
いい。素晴らしい!NOW SOUNDSは。このレーベルはソフトロック・ファン好みのアーティストばかり紹介してくれる。まさか日本人が居るのでは?
このワンダーミンツの新譜もそんな日本人がよだれが出るメロディばかり集めた未発表集でよくもこんなのが未発表とはメロディ・センスなど素晴らし過ぎ!・・・さすがブライアンが認めた落とし子だ。全曲捨て曲なしの未発表曲集!
ワンダーミンツ
広がりのあるサウンドへはまだ模索中の状態だが、デビュー作としては上々ではないだろうか?いろいろなことを実験中でそのたどたどしさが逆に新鮮でもある。録音状態は二作目で飛躍的に良くなるが、このデビュー盤はまだ費用がかけられていないのか少し音が詰まった感じだ。ワンダーミンツサウンドへのプロセスを実感するにはうってつけの貴重なディスク。
Wondermints
広がりのあるサウンドへはまだ模索中の状態だが、デビュー作としては上々ではないだろうか?いろいろなことを実験中でそのたどたどしさが逆に新鮮でもある。録音状態は二作目で飛躍的に良くなるが、このデビュー盤はまだ費用がかけられていないのか少し音が詰まった感じだ。ワンダーミンツサウンドへのプロセスを実感するにはうってつけの貴重なディスク。