アルティメット・エージェント [DVD]
わかりにくいけど「ダブルマックス」(原題「The Bodyguard」)の続編
ゆえに原題は「The Bodyguard2」である
まぁ「ダブルマックス」の邦題には少し問題があったが
どうせならこの際わかり易く「ダブルマックス2」にすればよかったのに
発売元が違うからできなかったのかな?
今回も前作と同じテイストの
ペットターイウォンカムラオが監督・主演のコメディ映画ですが
ストーリーは全く違うので前作を見ている必要は全くありません
前作がヒットして予算がついたのか
今回、カークラッシュや爆破が多くなって、そのあたりはそこそこ見応えがある
しかし、肝心のギャグは前回に出し過ぎたのかちょっと落ちるような気がする
ちょっと日本人には笑えない感じの残酷ギャグが多くなったし
かっこつけて登場した強そうな敵キャラがあっさりやられるギャグがあまりにも多用されていて、ちょっと寒いし
アクションも前回の方ががんばっていたような気もするし
ストーリーも前回の方がよかった
トニージャーの登場シーンも前回と同じく少しあり、やっぱりかっこいいのだが、前回の方が気合が入ってたような気もするし
ラストあたりの嫁さんの活躍はなかなか面白かったけど
もっと面白く活用できたような気もするし
続編にありがちですが、やっぱり、全体的にパワーダウンな感じです
トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション [DVD]
トニー・ジャーの映画を語るとき、多くの人は「ストーリーはあってないようなもの」と言いますが、そうではありません。
確かに細かい点で穴だらけと思われがちですが、前作「マッハ」にしても物語のベースとなっているのは「タイの文化」「タイ人にとっての像(象)」です。日本人からすると「象のためになんでここまで?」と思われがちですが、象使いの人々にとって象は家族であり、タイ人にとっては「神の使い」でもあるわけです。
ハリウッド映画に決してこびることなく、独自の文化を世界中の観客に叩きつけるこの作品は、アクション映画としても文句なしの出来映えになっています。NO CG,NOスタント、NOワイヤーなど前作同様にこだわった演出。トニー・ジャーの動きは芸術と言ってもいいほど素晴らしいもので、自分は今までこんなにアクション映画を「美しい」と思ったことはありません。対する敵の俳優達も、無名ではありますが主役に引けを取らない達人達。よくもこんな凄い人たちを捜してきたものだと感心するばかりです。こうして考えると、まだまだ世界には「凄いヤツ」が埋もれているのでしょう。その中の一人がトニー・ジャーであり、カポエラ使いのラティファ・クローダーです。次はどんな凄いことをやってくれるのか。まだまだ期待は高まるばかりです
マッハ!参 [DVD]
劇場公開もなくDVDスルー作品・・・
しかもトニージャー最後の作品
引退して僧侶になったそうで(色々な事情でしばらくカムバックも不可能らしいです)
これだけの身体能力をもちながら
環境にめぐまれなかったのが非常に惜しまれる
マッハ弐のラストから始まり マッハ壱に物語がつづくように展開します
原題のOng-Bak(マッハ壱からでてくる仏像の名前)の通り
仏教的な輪廻転生で今世の業はひきつがれ来世で浄化を繰り返す
三部作として見直すと なかなか考えさせられます
アクションの流れるような古式ムエタイは衰えておらず
相変わらず みててすごく痛い打撃がばりばりでています
追記 しばらくの期間が無事すぎたらしく 復帰するらしいです
非常に喜ばしい