アニメソング史(ヒストリー)I
3枚とも購入しました。 他のレビュアーの方の言われるようにあれもないこれもないわけですが、レーベルを越えたりして集めたベストアルバムだとレコード会社や版権の都合等でカバー曲モノになりがちなイメージが自分にはあります。その点、とてもすっきりしていてある意味では一時代を彩ってきたアニメソングの集大成だと思います。 豪華な制作陣と歌手の組み合わせを楽しむ事ができます。アバンギャルドな演奏も多く70年代という時代の空気を思い起こす、子供の頃のいろいろな事も一緒に思い出すそんな評価のできるアルバムだと思います。
科学忍者隊ガッチャマンII COMPLETE DVD-BOX
前作最終回で死んだ「コンドルのジョー」に変わり、新たなメンバーを加えて再登場した「ガッチャマン」。
平和な世界も、「総裁X」の再来襲で混乱に陥る。
そんな中、新メンバーが敵のスパイだった事が発覚、そのピンチを救ったのは死んだはずのジョーだった!
コンドルのジョーはサイボーグ手術を受け、蘇ったのだった。
今まで戦ったメンバーが揃い、新たな敵との激しい戦いが始まる。
今回は全てのメカを一新し、「ゴッドフェニックス」も「ニューゴッドフェニックス」へパワーアップした。
基地も「Gタウン」という移動基地になり、戦力も大幅にアップした。
そんな中敵の罠にはまり、Gタウンは氷山下へ閉じ込められてしまう。
ニューゴッドフェニックスだけでは、どうやっても救出できなかった。
その時南部博士は自分の「秘書(女性)」に、「自宅に隠してある旧ゴッドフェニックスを操縦して欲しい」と頼む。
そして、新旧2機による「火の鳥」で氷山を溶かし、なんとか危機を脱する。
ここで問題なのが、南部博士が「自宅に旧ゴッドフェニックスを隠していた」ことである!
「ゴッドフェニックス」は、確かに南部博士が作ったものだが、費用は自腹ではないはず!
(本来は国、又は国連の所有物になっていると思われる。)
また、何の訓練も受けていない秘書に「火の鳥」をさせるのは危険極まりない!
(科学忍者隊ですら「命がけ」の荒業だったはずなのに・・・。)
でも、そんなガッチャマンに平和を守ってもらった地球って・・・。
前作、そして次回作「ガッチャマンF」と合わせて見たい作品ですね。
〈ANIMEX 1200シリーズ〉(19) テレビオリジナルBGMコレクション 科学忍者隊ガッチャマン
ぼくはコレ個人的には面白いと思いますね。
音楽やってますので、こういう素材を作ればいいのか~みたいな
変な感心しました。
ガッチャマンが好きで見ていたので、ほとんどの曲がわかりますけど、
アレが入ってないんですよ。
・最終話近くのはじめによく流れていた、ピアノとディストーションの
ギターが入った、地球滅亡するみたいな曲。マントル計画とかも関係
あったかも。
・殺人ミュージックの回でソニックメカが流す殺人音楽
(ドゥービーブラザースみたいないでたちの人たちがレコーディングに
かり出され収録したものを流す)
・CM明けのジングル(?)に食い気味に入る「ガッチャマン」の声
(ジングルは入ってますが)
・子門真人のガッチャマンの歌が最後まで(入っているのはテレビ用)
…LPの再発みたいだし、しょうがない部分はあるんでしょうが、
かゆいところに手がとどかず、★みっつです。
Songs For Heroes <青盤>
この作品とVAPの「赤盤」が子門さんの再評価&続々の新コンピレーション(緑、桃、レア、モア、TVサイズ)発売につながったことはいうまでもありません。それが一つの記念碑です。
そして、このCDによってコロムビアとミュージックファイルが出会いました。コロムビア側の販促に赤・青盤が「双子CD」と記されたときから現在の強力タッグが生まれたといっても過言ではありません。ミュージックファイルが移ったコロムビアからは「ANIMEX1200」「超空想(シリーズ)」「チャンバラ大行進」「ルパン三世クロニクル」と意欲的なCDが次々と発売されています。J-POPでも一青窈という逸材がデビューしたりと、老舗が外血(智)で変わった感じ。そういう意味で二つ目の記念碑なのです。
コロムビア×ミュージックファイル、これからも期待大です。
OVA ガッチャマン [DVD]
「キャシャーン」「ガッチャマン」「新破裏拳ポリマー」と続いたタツノコOVAシリーズは素晴らしい作品だ。その第2弾が、この「ガッチャマン」だ。
1972年のテレビ放送では、アニメの中の時代設定も同様であったのが、このOVAでは2066年と、かなり未来となる。しかし、昔の人の未来予想とは違い、現在とさして変わらないように見えながら、丁度良い感じに未来的な雰囲気である。
作品の作りには、タツノコプロの「本気」を感じる。科学忍者隊のコスチュームも各メカも、テレビシリーズのイメージは保つが、格段にクールだ。健達も現代風の顔になり、甚平を除き大人っぽくなっている。かつての白鳥のジュンの「お楽しみ」であったミニスカでの大胆なキックといったものはなく、ショートパンツに変更されたが、別の部分で期待して良い(笑)。
この作品からはCGも採用され、総裁Xが良い雰囲気だ。
メカ同士の戦闘、忍者隊とギャラクターの戦士との戦い振りも素晴らしく、見応え十分である。特に最終回はサプライズ満載であると同時に深い。
音楽にアース・ウィンド・アンド・ファイアーのバンドリーダー、モーリス・ホワイトが参加しているのも凄い。彼の作曲による「Let's Fly」はその詩と共に芸術作品と思う。