コンティニューvol.48
今号を買うのは大方、マクロスFに興味を持っている方であると思います。
雑誌全体の項は商品紹介に書いてますので以下は第1、2特集を読んでの私見的に思う点です。
まず第1特集30ページですが検証が5項目+特別寄稿と河森監督のインタビューの構成。
検証は作品制作に携わった方の内容は検証2と5のみになります。
後の検証はマクロス世界観の復習や各ライターの方々の記事でした。
やはり興味深いのは検証5で、脚本家の吉野さん4ページ分の話。
少し内容に触れるとTV版初期案はヒロインはランカ一人でアルト以外に、もう一人の男性を設定予定で、シェリルはいても別の扱いとして予定であったとか…。
劇場版の話では心地良い裏切りを期待して下さいとの旨もありました。
そして河森監督へのロングインタビューが7ページ。
マクロスの各シリーズを含んだコンセプトの話もあり、マクロスFを創る上で旧作との差別化を如何に解決したか?、May'nちゃんの作品への影響度の他、劇場版の構成などに触れられています。劇場2部作ではアルトにも決断してもらうつもり…等の河森監督発言ですが実際は?
第2特集はMay'nちゃんロングインタビューの19ページ。
うち9ページは2種のスタイルでキュートなミニ写真集としても拝見できますので、ある意味でMay'nちゃんファンは必見?
インタビュー内容は幼い頃〜プロデビュー〜現在までの20年間をザックリと話されています。
話の比重的には管野さんと出会う事以前の話が半分くらいで、あとがマクロスF関連の感じです。
普通は分けて収録を息継ぎなしでの歌収録、踊りながら歌っても息がきれない行動からMay'nちゃんは「地球人では無い」の管野さんよりユニークなメッセージも良いですね。その体力の秘密はプロデビューまでの日々による事が前半の話で理解もできます。
雑誌として全ての記事に興味ありとは難しいので第1、2特集の内容としては☆4つです。
インプレッション
このCDのタイトルは「impression」すなわち「印象」である。
その名の通り、まさしく印象的な曲がそろっている。
現代曲風味なものが多いが、それほど難解なわけでもなく、楽しめる。
特に一曲目の「楽天家に捧ぐ螺旋」は一聴の価値があると思う。
楽興の時
ザ・クラリネット・アンサンブルは本CDの為に結成されたアンサンブル。
但し、本盤が好評であったためその後もAMERICA(96年)など継続して作品を発表し続けている。
本盤に於いては通常譜面が出版されている楽曲(ファルカシュ)などに加え、弦楽四重奏をそのまま演奏したモーツァルトの「狩」、
メンバーが編曲した(メンバーが録音の為に新規編曲するのも他のアンサンブルCDには見られない特徴)タイトル作など、クラリネットアンサンブルの楽しさを伝えてくれます。
うまくなろう!クラリネット (Band Journal Book)
よくあるクラリネットの教本と違い、この本は楽器に関する雑学から始まり、
リードやマウスピースの選び方が初心者の為に親切に書かれている。
他の本ではさらっとしか書かれていない、初心者が「それってどういう事?」と
思いがちなポイントは、丁寧に教えてくれている。
ロングトーンや音階の練習譜もきちんとあるし、有名なクラリネット協奏曲の
楽譜が載っていて、その曲を聴きながら楽譜を追って見ようなんていうユニークなものもある。
どういう風に練習していけばいいのか、その一つの指針がこの本だと思う。
ただ、譜面を見る際に思ったのは、もう少し大きめのサイズの本だったら、
譜面台に置きづらいという不便も無かったような。シリーズ本だから仕方ないのかな。
コンティニューvol.42
『コードギアス反逆のルルーシュR2』特集。
最終回、見たでしょうか。私はリアルタイムで見たんですがかなり驚きました。「え・・・」状態でした。で、今回この最終回を含めコードギアスとは何だったのかをスタッフのコメントを交えて総括する内容となってます。
はじめは本作の脚本を手がけた大河内一楼にインタビューの記事。
ここではあの最終回の真意から作品の全体の構成についての解説、深夜枠から夕方枠への経緯、ルルーシュが踏みつけられる17話「土の味」の脚本の裏側、最終話のエピローグについてなどなど語ってくれてます。
ほかにもプロデューサー河口桂高の苦労話やルルーシュに対する気持ちを本音で話す福山潤など盛りだくさん。個人的にルルーシュのD・Tっぷりを検証した記事は思わず笑ってしまいました。そしてラストに監督・谷口悟朗のメッセージが。
山本寛が独立し開設した大阪のアニメスタジオOrdet(オース)。
ここでは初監督作品『かんなぎ』の元請けを10人でこなしているようで、その仕事場が紹介されています。また、シリーズ構成の倉田英之による『かんなぎ』のキャラクターについて語るインタビューもあります。ちなみに山本監督はお笑い好きで作業中ラジオで聴いてるようです(笑)。
今回はコードギアスをはじめとするアニメ特集盛りだくさん。
表紙のルルーシュのバックが黒になっているのがなんとも言えません。