ラブデリック系(分社して会社名変わってますが)はエンドネシア・UFO・チュウリップ・ボクは小さい・チンクル…色々プレイしましたが、ファンになったきっかけがこのゲームです。
全然古臭さを感じない!!絵本の中みたいなグラフィック、不思議な言葉で話す粘土細工みたいなキャラ、メルヘンな雰囲気とは裏腹なシュールでちょっと切ない、でもラヴに溢れた世界…。
独自の世界観が色褪せることはないおすすめ度
★★★★★
クレイをモチーフにしたと思われるグラフィック、
自由にBGMを選べるMDシステムや、人が本当に喋っているようなサウンドエフェクト、
そして何より「ラブ・キャッチ」という独自のシステムが、
オンリーワンのMOONワールドを構築している。
このゲームの人々は、誰もが主人公。
彼らはそれぞれの生活と、ちょっとした悩みや希望を持っており、
主人公が彼らを助けるためにちょっと背中を押してやるような行動をとると、
彼らから「Love」を与えられる。
モンスターとの戦闘はない。
「勇者」にやっつけられて迷っているモンスターたちに触れ、
その魂を救ってやると、彼らからも「Love」を与えられるのだ。
その与えられた「Love」の数により、主人公の行動できる時間は延びてゆく。
HP、MPというものはなく、この行動時間こそ、このゲームではレベルに値する。
レベルも上がるにつれて
「愛の見習い」「愛の地獄車」「愛のビッグバン」などと称号が変わって、なかなか笑える。
このMOONワールドには、既存の王道的RPGに対する
「ちょっとヘンなんじゃないの?」
というアイロニーが込められているのだが、
決してイヤミにならず、世界全体が暖かい雰囲気で包まれている。
発売から10年が過ぎたが、世界観は今でも唯一無二のもの。
この芸術的な意欲作は色あせることなく、充分に遊ぶ価値があると思う。
※
ただし、DQ、FFと言った定番RPGが好きな人の中には、
パロディを不快に思う人もいるかもしれない。
ゲームシステムも特異なので、世界観に馴染めない人は投げ出してしまう可能性もあることは、付け加えておきたい。
やっぱり原点おすすめ度
★★★★☆
ここの会社が出してると言われたものは、全て手をつけましたがやっぱりMOONが一番おもしろかったです。
登場人物に全員分のエピソードがあったりするところは、凝ってるなぁと、当時は関心したものです。
音楽あつめなんかも、このゲームの世界観にぴったりな曲だったりで楽しかったです。
なんかあるかな?とこの世界を探索するのは、なんかなくてもアリで本当の意味で「まったりプレー」というならこのゲームのことだと思います。
グラフィックは、今なら古いのでしょうが、このゲームにはこれが今でもしっくりくるんです。
絵本の中にいるような、それでいて現実の世界であったり、人の考えてる裏の世界だったりするのです。
これは深いですよ。
今から始める方には、攻略本を片手にじゃなく自力で「まったりプレー」をオススメします。
こんなゲームがあってもいい!
おすすめ度 ★★★★★
何が正義で何が悪か。今までのゲームを見ていると、殆どのゲームではっきり別れていることと思います。でも、それを別の視点から考えたのがこのゲームでしょう。
ゲームの目的は、ラブを集めることですが、このレビューで説明してもきっと伝わらないと思います。是非、あなたの目で確かめてください。
今までに体験したことのない驚きと可笑しさが散りばめられていました。世界も、住人も、モンスターでさえも、愛しいのです。あの感覚は不思議でなりません。
3Dのゲームに慣れてしまった方・ありきたりのRPG(特に戦闘)が好きではない方・ちょっと皮肉屋な方におすすめします。
忘れられないゲームの1つとなりました。
最後に、もう持っている方は大切にしてください。