概要
妖術師に親を殺されたコナンは、やがて成長して剣闘士となり、復しゅうの旅に出る。 R・E・ハワードの名作ファンタジーを、男の映画を得意とするジョン・ミリアス監督が映画化。主演アーノルド・シュワルツェネッガーが大きくクローズアップされた初めての作品でもあり、まだこの時期の彼は表情は堅いが、ミリアス監督ならではのマッチョ感覚に満ちた演出には非常に見合っているともいえよう。また、敵を偉大なる存在として描くのが彼の映画の大きな特徴でもあり、ここでも少年コナンの目の前で親が殺されるシーンでのスローモーションなど、名アクション・シーンが続出する。ベイジル・ポールドゥリスの、岩をも砕くがごとき豪壮な音楽も素晴らしい。(的田也寸志)
|
|