役者『森繁久彌』が堪能できる映画です。 おすすめ度 ★★★★★
「真相は薮の中」。そんな映画です。
森繁は偽装心中の嫌疑で起訴された雑誌編集長を演じています。
法廷での関係者の証言による回想場面で森繁は、ひとりの人物を様々に演じ分けていて、
この映画を観た後にずっしりと残る“凄み”は、森繁の“技量”と、心中相手の役の左幸子の
“狂気”に因るところが大きいように思われます。
この時期森繁は、アチャラカものも含め、多くの映画に出ており、DVDになってるものも
多くありますが、森繁の“凄み”を体感したい方、この作品はオススメ。
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