更に魅力的におすすめ度
★★★★★
「YOUTHQUAKE」に続く3rd.アルバムです。前作でコラボレートしたストック・エイトキン・ウォーターマン(PWL)の手により全編プロデュースされた作品で、より攻撃的でドラマティックな曲展開です。
イントロ、間奏にドライブのかかるギターをフィーチュアしたOPナンバー①「Brand new lover」は、キーボードメインの旧譜と比してはるかにワイルド。怒涛のリフレインも聴き物です。退廃的なリズムにノリの良いメロディが印象的な②「I'll save you all my kisses」、弾力のあるベースラインに野性的なコーラスを配した異色作③「Son of a gun」や、メロディアスで哀愁タップリのユーロチューン④「Then there was you」など、前半は一気に聴かせる趣向です。後半の目玉は⑥「Something in my house」。このオリジナルヴァージョンは7分にも及ぶ作品で、スパニッシュギターとサンプリングボイスがダンサブルな雰囲気を盛り上げています。
息つく間もなく一気に聴いてしまう、そんな表現がぴったりの傑作だと思います。