この映画、傑作か駄作かと言われれば、はっきり言ってかなりの駄作でしょう。でも、好きか嫌いかと言われれば、個人的には大好きだったりします。この映画独特の突き抜けた馬鹿らしさに、妙に愛情を抱いてしまうんです。勿論、薬師丸ひろ子は可愛いし、ユーミンの主題歌も名曲です。心が寛大な方には、オススメできる愛すべき駄作です。でも、そうでない方には、決してオススメできない作品です。
可愛かった薬師丸ひろ子おすすめ度
★★★★★
主題歌の「守ってあげたい」と薬師丸ひろ子の可愛らしさにめちゃくちゃ憧れまくりました。劇中に流れる音楽も画面にフィットしておりいい感じで盛り上げてくれます。情緒あふれるシーンも懐かしさがこみあげます。私の中では本当に大切な思い出の作品です。事件が全て終わり、夕暮れの中をひろ子ちゃんと高柳君が二人で歩くシーンは、いいなあととても羨ましくなりました。
現在37歳
おすすめ度 ★★★☆☆
~これを見たのは小学生の頃か中学になった頃あたりだったかな?この歳になって再び見てみると、やっぱり全体的にレベルが低いが、当時は全然そんな事は思わなかった。と、いう事は、やはり自分も成長してるのかな?ただ、懐かしさと薬師丸ひろ子の初々しさと、なんといっても一流アーティストの挿入歌のおかげで、観賞して損はなかった。僕ぐらいの年代の方が~~心の癒し(懐かしさ)などを求めて観賞される分にはよい映画ではないでしょうか。若い世代の人が見るには、ちょっとショボすぎるかもしれません。映画ファンや各俳優、アーティストのファンの方は参考の為に見てもOK。設定は学園モノでストーリーはマンガです。~
概要
大林宣彦監督が、当時ヒット作を連発していたプロデューサー・角川春樹と組み、角川映画の看板娘・薬師丸ひろ子主演で眉村卓のSF小説を「きらめきたる映像と、心を揺さぶる音楽」で映像化した青春サスペンス。
進学校・第一学園に通う由香(薬師丸ひろ子)のクラスに高見沢みちる(長谷川真砂美)が転校してくる。生徒会会長になったみちるは、風紀を乱した生徒を取り締まる校内パトロールを組織して学園を作り変えていく。彼女の背後には、魔王子・京極(峰岸徹)が操る「英光熟」が控えており、由香と耕児(高柳良一)は陰謀を粉砕すべく立ち上がる。
大林お得意の、オプチカル合成とコミック・タッチの映像でにぎやかな作品になっているが、自称天才の有川に扮した手塚真や珍妙な衣装に身を包んだ峰岸徹の大げさな演技は、いささか失笑もの。だがアイドル映画して、主演の薬師丸ひろ子の魅力を見せるというポイントはしっかり押さえているあたりはさすが。主題歌は松任谷由実の「守ってあげたい」。(斉藤守彦)