サンダの圧倒される官能美。 おすすめ度 ★★★★★
G.ドルリューの、映像を超えず、映像に劣らずの寄りそった音楽。主役はJ=L.トランティニアン。絶頂期の作品だ。吹き替えのように聞こえるが、列車内でのラヴ・シーンなどは、トラウマなどの諸々の要素があいまって、かつトランティニアン独特の静かにも激しさを備えたものだ。彼の視線の先に映っているもの。あの知的な目がまたいい。忌まわしい過去に悩まされながらも、暗殺の使命を担って何か新しい世界へたどり着こうとする複雑な役。競演はS.サンドレッリにD.サンダ。このサンダ。撮影当時はまだ10代のはずだが、なんと言う官能美だろうか。あの緑色の瞳。そしてファッションの着こなしの素晴らしさ。
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