昨年観にいった舞台の劇中歌を彼女が担当していて、一発で気に入りました。会場で販売していたので即買いました。すばらしい才能の持ち主です。他のシンガーソングライターとは確実に一線を画す、独自の世界を持っています。かといって決して独りよがりでなく、聴くひとに安心感やちょっとした痛みを残していきます。いわゆるキャッチー、派手路線ではないので自分の中に吸収されるのに時間がかかりますが、一度はまったらもうやみつき、そんな中毒性ありです。久々の天才の出現だと思います。世の中にあふれかえってる使い捨て音楽に飽きた人には絶対おすすめします!
可愛らしい歌ばかり。おすすめ度
★★★★★
このアルバムはミックスベリーのタルトと深煎りのコーヒーを
風はすごく寒いけれど陽の当たる桜の下で食べる、そんなイメージです。
甘みもあるのにすっぱくて苦い…けれど聴き終わった後ほんわりと
癒されて幸せになれる、そんなアルバムだと思います。
自然と癒されて前向きになれるので元気がないときによく聴いています。
このアルバムは曲のほとんどにアコースティックの楽器を
取り入れていて、ピアノ弾き語り調の曲や弦楽器を多様している曲は
本当に彼女の歌声や詩の世界観に合っていてとても心地いいです。
ただし、複数の舞台作品に使用された曲が数曲あるのでそれぞれ
個性が強くアルバム全体のまとまりはやや不自然な感も否めません…
しかし舞台を通して彼女を知った私としては全作品の曲が一度に聴ける
とあってとても気に入っております。
このアルバムで初めての聴かれる方は作品も観てみるとまた違った
楽しみがあるかもしれませんね。
一つ難点を挙げるならば声や歌い方にやや癖があるのでウイスパー
ボイスやスキャットが苦手な方にはあまりお勧めはしません。
騙されたと思って一度聴いてみて!おすすめ度
★★★★★
演劇ファンの間では知る人ぞ知るアーティスト瓜生明希葉の1stアルバム。
発売後1年近く経つが今までは極限られたルートでしか入手出来なかったので、演劇ファン以外の目に留まる機会がなかなか無かったのだが
今秋から一般にも広く販売されるようになったらしい。
彼女の所属事務所であるCUBEのサイトで全11曲中5曲の視聴ができます。
シットリとしたバラードから爽やかなポップチューンまでバラエティー溢れる楽曲の作詞作曲は全て彼女自身の手によるもの。
今秋、再演される舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』でも初演時に使われた本作収録曲「色のないセカイ」と「水鏡」の2曲が劇中歌として使われる。
2005年11月23日には関東ローカルながら京王電鉄のCMソングとなった「アンターミナル」を含む5曲入りの2ndミニ・アルバム『Omni-bus』も発売される。