しにがみのバラッド。 第1巻 初回限定版 [DVD]
大変見易かったです。満足でした。最初モモの声は能登麻美子さんなのかなと思ってましたがドラマCDとアニメとでは声優が違うんですね。モモの声違和感なかったです。原作を読んで気に入ったとか読めたという人ならアニメ見られると思います。原作の雰囲気そんなに壊れてないと思いました。ただ少し1話にまとめてるので展開が早かったですが良かったし、続きもみたいなって思いました。第1話の斎藤千和さん可愛いです。最近気に入っている声優さんです☆『月詠』の葉月とか『BLOOD+』ルルゥなどを演じてます。第2話では甲斐田ゆきさん出て来ます!かっこいいい声だな〜と思ってたら甲斐田さんでした。
OPの歌と映像も気に入ってしまいました♪原作を途中で一度読むの止めてしまいましたが(イチゴ゙が某漫画と被る)再び読み始めたのでアニメも全て見たいです。第2話の途中で水月が『いつかは死ぬってわかってても皆生きてゆくんだな』というセリフで漠然と自分の死を考えました。ああ、そっかぁ、そうだな〜って。なんか心にピュンって飛んでくる言葉でした。ちなみに毎回予告が2回分入ってるのもいいなと思いました☆
しにがみのバラッド。〈11〉 (電撃文庫)
今回の話は読み切りではなくて全部繋がっています。なので物語に入り込むまで少し時間がかかりました。キャラなどを把握し、いつもの様に優しい世界に入り込むうちにどんどん引き込まれて行きました。絵もキレイです。「いつも後ろの席から見てよく知っている彼女の後ろ姿が全然別人みたく見えた」大人しく不思議ちゃんなどと呼ばれているミツミと心の中では友達になりたいと思っているクラスの人気者の『カノカ』。最初はミツミを見つめるカノカのお話。「ねぇ、どうして私の心に触れるの」ミツミは失う事に恐れ、自分が積極的になる勇気…キッカケが持てないでいる少女。そんなミツミに気持ちを寄せる少年ユズル。
『思い出は頭の中でぐるぐる廻って今日に巡ってくる』ユズルとヤストの友情話や海を舞台にしたミツミとの話などが描かれています。私は239ページからの描写が好きです。風景の。
「思い出を失くさない様にする自分がいる」。とても素敵だと思った言葉です。何だか哀しい思い出でも「いつか」の自分が「いま」になる。あの日があるからこそ今の心がある。アンとモモの短い話もあり続きが知りたいです。ハセガワ先生はギャグメインの話とかも書いているけど…やはり真面目な(?)な話を書くと良い文章だなと思います。「通り捨てていくだけの時間。駆け抜けていくだけの風」ミツミの空虚さが伝わる文。ぼんやりした毎日に新たな出会いがあって、変わるミツミの毎日。「へんか」と「であい」寄せては返す波の様に毎日はまた始まる。
しにがみのバラッド。〈10〉 (電撃文庫)
この巻で私が良いな、と思ったお話は「世界の終わりにハミングを」だけでした。
ほかの短編は何か……終わり方が随分呆気ない気がして。
あれ、これで終わり?と、ぽかんとしてしまいました。
……ファンではありますがあえて苦言を。
最近、ハセガワさんのレベルが低下している感が否めません。
七草さんのイラストは以前と変わらず可愛らしく綺麗なのですが、ハセガワさんの物語自体がどうも……簡単に言うと「つまらない」と感じてしまいます。
詩的な表現もたまにあるだけなら心に入るのですが、あんまりありすぎるとくどいなーと思ったり……。
さまざまメディア展開もしている作品なだけに、正直もう一つ工夫みたいなものがほしいなぁと思います。
しにがみのバラッド。〈7〉 (電撃文庫)
まず最初に「しにバラ。らしい」そう思いました。
今回の物語のテーマは「優しさは傷つくこと」。
全体を通してそれが中心にあり、
二度、三度と読み直す内に、物語の「伝えたいこと」に辿り着けると思います。
詩的文章。
不評が多いようですが、私は好きですね。
読み手に考えさせる文というのは、ただ読み進めていくだけの物語よりも好きになれます。
もちろん、ここは賛否両論だとは思いますが。
この7巻は(もしかしたら1巻から?)
読み手が中に入り込むと言うよりは、
読み手はあくまで、モモと同じ”傍観者”。
モモが、主人公たちが、そしてハセガワさんが綴る詩を、ただ聴いている。
そんなイメージです。
特殊な本・・・と言っては作者に失礼かもしれませんが、
やはり読み手を選ぶ、そんな小説になってしまってる点は残念です。
あと、内容で残念だったのは・・・
最後のステージにはサヤに立っていて欲しかったかな、と。
そう思います。