逆転イッパツマン DVD-BOX 1
「タイムボカン」において、期せずして主人公よりも人気者になった悪役トリオ。いつもいつも、もうちょっとのところで勝てそうで勝てない。それが、遂に、勝ってしまうのだ。前半だけとはいえ。やっぱり、タツノコプロってすごい。
歌もいつも楽しいのだが、今回は3悪人が会社の社長、部長、課長と言う設定なので、なぜかサラリーマンの悲哀をコミカルに歌ったもので、結構カラオケで歌っても受けそうな曲です。
逆転イッパツマン オリジナル・サウンドトラック
言うまでもなく、番組内のBGMが満足するだけ聴くことが出来ます。
ポイントは番組内で全部流れなかったFULL・VERで聴ける事です。
また、一回二回しか流れなかったレアなBGMも勿論バッチリ収録されています。
作曲者、CD製作者の力の入れようか、至れり尽くせり。
このCDを手に取る方はアニメの良さを充分ご存知だと思いますが、曲の力の入れようも半端ないです。
98曲の本編の他に93曲の別CDも付きます。(逆転イッパツマンしか興味無い方にも面白いですよ)
〈COLEZO!〉タイムボカン ソングセレクション
えーと、曲目とアニメそれぞれとの対応をつけてみますと。
元祖(昭和50年10月〜昭和51年12月):「1(OP曲)・2(ED曲)」
「ヤッターマン(昭和52年1月〜昭和54年1月)」:「3→5(OP曲)・4→6(ED曲)」
「ゼンダマン(昭和54年2月〜昭和55年1月)」:「7(OP曲)・8(ED曲)・9・10(以上挿入歌)」
「タイムパトロール隊オタスケマン(昭和55年2月〜昭和56年1月)」:「11(OP曲)・12→14(ED曲)・13(挿入歌)」
「ヤットデタマン(昭和56年2月〜昭和57年2月)」:「15(OP曲)・16(ED曲)」
「逆転イッパツマン(昭和57年2月〜昭和58年3月)」:「17(OP曲)・18(ED曲)・19・20(挿入歌)」
「イタダキマン(昭和58年4〜9月)」:「21(OP曲)・22(ED曲)」
「怪盗きらめきマン(平成12年4〜10月)」:「23(OP曲)・24(ED曲)」
挿入歌のチョイスには、各人それぞれに思いはあると思いますが、主題歌コンプリートは出来ているので、評価はこのとおりです。「1〜16」の辺りだと昭和50年代ならではの「イカニモそのアニメの説明のような曲」が多いというのはまあしょうがないかな、と。
「21」は意外や意外、主演声優歌曲です^_^;。
まあ、これに登場しているアニメを、かつての「タツノコプロ大全集」で収録してなかったというのも、このシリーズで1まとめにするのが普通というなら納得できるのですけど。
おおかた、山本まさゆき(正之)さんが関わったアニメソングの部分集合という印象は出来ていますよ。
逆転イッパツマン DVD-BOX 2
逆転イッパツマンの後半以降。悪が初めて勝利し、ラン達が悲しみに打ちひしがれるところから
ストーリーは始まります。
これ以上はネタバレになるので詳しく述べませんが、とにかくどんでん返しの連続!
良い意味でタイムボカンシリーズの常識(毎回ワンパターン)を打破してくれます。
正義側(豪、ラン達)でも悪側(悪トリオ達)でもない得体の知れない登場人物が多いのも
この作品の特徴と言えるでしょう。
そんなシリアスな展開の中でもギャグは忘れることなく織り込まれていく・・・
とにかく、ヤッターマンで改めてタイムボカンシリーズを知ったような人には
是非見て頂きたい作品です。
魅惑のアコースティックギター伴奏 才能の本能
言わずと知れた「タイムボカン」の人!
このCDではじめてお姿を拝見しましたが、
結構ダンディなオジ様って感じ・・・だからアノ歌声とのギャップが。
・・・
「戦国武将のララバイ」は是非、歴史の授業で採用してほしい!
すでに発表されているかもしれないけど、
武田や今川、伊達に浅井。そして明智とかも聞いてみたい。
「泣き男SUBWAY」は映画のようだし、
ジャンジャカ響くアコギのストロークがかっこいい。
全体を通して笑いの中に哀愁があり、哀愁の中にコメディがある。
「少年の夢は生きている」は多分 山本氏の子供の頃の話し、そして
「ボカンで育って大人になって」はズバリ私達の世代のこと。
こういう微笑ましい懐かしさって、人間の温度を感じることができる!と思います。・・・今風に言えば「癒される」?