オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」
先行上映で鑑賞して以来、サントラの発売を心待ちにしていました。
ほかの川井・押井作品以上に、音楽が大きな意味を持つ作品だと思います。
収録のメロディは、メインテーマの変奏(ハープ版、オーケストラの弦楽器版、オルゴール版、民謡コーラスミックス版など)が多いのですが、他にも「イノセンス」で言う「River of Crystal」のような色っぽいボーカル曲とそのアレンジ、戦闘シーンに用いられる緊迫感にあふれる曲や、やる気のない遊園地のようなアコーディオンの小作品などが含まれています。
とはいえ静かなパワーを持ったメインテーマが効いている一枚です。
スカイ・クロラという作品は、空で戦いを繰り広げる少年少女たちが主人公の作品ですが、「繰り返し」の物語でもあります。その中で、何度聴いても飽きないメインテーマは大きな意味を持つと思います。ふわふわと漂うようなストリングスの調べは、命をかけた戦いを、どこか遠くから、よくできた風景を眺めるような、傍観者的な物悲しさと美しさを持っています。よくぞここまで音で表現を、と感動しました。攻殻では前面に押し出されていた民謡コーラスも、本作では楽器の一部のように使われている印象を受けました。静けさもあいまって、どこか子守唄のようにも聴こえるメロディです。
劇的な盛り上がりや、曲調のバラエティなどには、やや乏しい一枚かもしれませんが、空の美しさ、悲しさ、そこに込められた人間の思いなど、一見静かながら、強い力を感じる作品だと思います。
「SPEC~翔~」 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿ディレクターズカット版 Blu-ray
店頭でDVD版しか見つからなくてついにAmazon様にて注文しちゃいました
ついにゲットですBlu-ray版!!
さてさてSPEC翔といえば連ドラと映画を繋ぐ重要な回です
それが30分ほど追加のディレクターズカットときかされたらそりゃ買うでしょ!
まぁ、結論いえばいらん30分ですね
なんか中だるみします
無駄に長いだけっす
でも、いいのだ!
SPEC好きだから
おつかれやまです!!
硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版) [DVD]
仕事の関係で、アメリカで見ました。最初は、日本人との戦争映画ですので、誰も見に来ていないと思っていたら、大違いで、アメリカ人で満員でした。日本時らしき人はほとんどいませんでした。映画が始まると、かつては敵であったはずの日本人の二宮に共感しているような、ため息や笑いなどがでてきていました。かつて、太平洋戦争を日本人の視点で描いた映画でアメリカ人を共感させる映画は無かったと思います。現在の平和な日本では想像できませんが、自分の愛する人、国を守るために戦って死んでいった人たちのことを忘れてはいけないと思いました。20歳前後のころに「将軍突撃せり」を読み、栗林中将のことはよく知っていましたが、映画を通じて彼の生き様を鮮明に理解できました。硫黄島の地下壕に入った私の経験から、映画での硫黄島の地下壕の温度や湿度は実際のものとは異なっていますが、そこに描かれる人間像はリアリティーがあるのではないでしょうか。ぜひ、現在の日本人に見てほしい、できればアメリカに滞在するマイクホンダなどの日系人にも見てほしいと思いました。
アクチュール 2011年 3月号 No.22 (キネ旬ムック)
表紙の高良健吾くんが、いつもの映画の表情と違ってナチュラルで素敵でした。
他に他も沢山の俳優さんが載っていて、何度見ても幸せな気分になりました。