ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス―ヤングユー)
読み始めの頃は、登場人物の多さに多少困惑したりもしましたが、あまりに素晴らしい作品なので、読み進めていくうちにいつのまにか漫画に全神経を集中させてしまうほど。
普段漫画を読みながら笑う事などない私が思わずはははっ、と笑っていたり、ここ数年泣いていなかったのに、気が付くとぽたぽたと大粒の涙を流していたる自分がいたり。
この作品を見ると、まるで、自分が見透かされているようなのです。
だから、読みながら不安になる事もあるし、本当に助けられる事もある。
登場人物たちに「共感できる」なんて、今まで実はありそうでなかったのだけれど、この漫画にはまるで自分が登場しているかのよう。
私の場合、真山巧と自分がどうしてもダブって見えてしまうのです。
一見、なんの共通性も無いというのに・・・
こんな漫画、今まであったでしょうか?少なくとも私は、初めて見ました。
ここまで読み手に「伝わる」作品は、あとにも先にも、これだけのような気がします。
しかしただ重みのある作品として、深刻に描かれているのではありません。
下手なギャグ漫画よりよっぽど笑えるギャグと、丁寧でかわいらしい画。
この漫画のどこに、文句を付けろというのでしょう?
私は是非、大人の方に読んでほしいです。
ふがいないや
ふがいないやでは声量のすごいところを見せ付けられます。
この歌はYUKIじゃないと歌えないなあと思う。
PVもYUKIならではのものに仕上がっていてとても素敵です(^ω^)
そして、カップリング曲の『裸の太陽』と『夏のヒーロー』
これはどちらも名曲。シングルでもいけるんちゃうかなあ?と思ったけど、
やっぱふがいないやのカップリンングだからこそ引き立つ部分もあると思う。
『バタフライして 波が踊る 風が騒ぐ 無くした言葉 探そうとして』
『優しさを 忘れずに 生きていこうね と』
裸の太陽は本当に綺麗な夏って感じ。
夏のヒーローは寂しい夏の終わりって感じがします。
自分の心が洗われる感じがして、物事をどう感じてたかってことを気づかされます。
一度は本当に聞く価値有りだと思います。 オススメです。
3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)
ハチクロの大成功により、次回作となる今作に対するプレッシャーは相当あったはずです。
そんな重圧の中、羽海野先生は見事ファンを裏切らない…いや、良い意味で予想を裏切った物を書いてくれたと思います。
前回の舞台は美大、そしてなんと今回は将棋界。
しかも相当本格的に「将棋」というジャンルに挑戦しているようです。
肝心のお話ですが私個人的にはやりきれない程切ない思いでいっぱいになりました。
もちろん、羽海野先生が得意とする個性的なキャラクター達のボケっぷりには笑わされたりもしましたが
それ以上に主人公・零の生い立ちがとても重いです。
特に印象に残ったところとして恩人から「君は将棋が好きか?」と問われた時に、
零は自分が生きるために「はい」と嘘をつく場面があります。
(ネタバレになるので詳しくは書けませんが…)
彼はこのたった一つの嘘のために将棋によって人生を縛られる事になり、
救ってくれた恩人の家族をもバラバラにしてしまいます。
こうやって書くと本当に重苦しい話のようですが(笑)、
そんな零君を見守ってくれる3姉妹+ネコや、ライバルの二階堂の存在は読者としても救われます。
前作ハチクロが好きな方も、ハチクロを読んだことのない人にもおすすめしたい作品です。
ハチミツとクローバー DVD-BOX
本作品はドラマになる前に同タイトルの映画が公開されましたが、映画のほうはイマイチでした。確か映画版のレビューでは星2個をつけたと思います。今回のドラマ版が放送が決まったときは、「映画があんなんだったから、ドラマもたいしたことはないだろう」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。今クールで一番面白いというほどでもありませんでしたが、映画版と比べると30点は違います。
ドラマ版が映画版と比べて違うところは、まず細かいところまで出来ていたところでしょう。映画版は時間の都合もあったでしょうが全てに中途半端な印象が強かったですが、ドラマは細かいところまで描けていたと思います。
そして、映画版とドラマ版の最大の違いは、やはりキャストでしょう。映画版のキャストも悪いわけではありませんが、ドラマ版と比べると少し見劣りする感じがします。キャストで一番よかったのはやはり成海璃子と生田斗真でしょう。特にはぐみ役の成海璃子はよかったです。映画版ではぐみ役をやった蒼井優はすごくよかったのですが、今回の成海璃子は蒼井優と比べても遜色ありませんでした。
映画版を見てガッカリした人はドラマ版を見てみることをお勧めします。でも、「原作の大ファン」と言う人は見ないほうがいいかもしれません。原作は未読ですが、原作物というのは多かれ少なかれ原作とは違うものですから。
君に届け VOL.1 [DVD]
今期は個人的に、微妙なアニメばかりだな…と思っていたんですが。 まさか全くノーマークだった「君に届け」が自分の中で早くも今期最高傑作になりそうです。
主人公「爽子」のキャラが合わない人もいるでしょうが、人生において一度でも劣等感を味わった事のある人ならば、きっと共感出来る部分があると思います。
第2話の席替えシーンでの「へ、へこむなぁ…」のセリフで有り得ないぐらい泣かされました。可哀想過ぎるだろ…。でも、その後にまるで爽子を守るかのように風早達が席を取り囲んだ時に、「あ…このアニメ、当たりだわ」…と思いました。
少女漫画原作のアニメでは、「ハチミツとクローバー」以来にハマれそうです。