浦和レッズイヤーDVD2005
2005年浦和レッズを約3時間にわたってたっぷり収録。
レッズサポーターなら迷わず購入することをお薦めする。
リーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯はもちろん、
HSV、バルサ、マンUとの親善試合も短いが収録されているのは嬉しいところだ。
リーグ2位、天皇杯優勝と充実したシーズンという印象があるが、
意外にも 序盤は最下位も経験する1勝3分3敗という成績から始まる。
年月が経過して結果を忘れていると、なかなかハラハラしながら楽しめます。
難をあげるとすれば、
スポーツニュースを保存している熱心なサポーターに配慮してか
独自の、ピッチ上からカメラの映像を多用している点。
わかりずらく、どちらかと言えば「逆効果」に感じる。
また、
得点、シュートシーン、失点、被シュートシーンを中心に編集されているので
ゴールの多い闘莉王、堀之内、酒井はよく出てくるが、
鈴木啓太、内館、坪井といったゴールの少ない守備の選手がほとんど出てこない。
目の肥えたレッズサポーターが購入するわけだから、
効果的なパスカットや ボールに触らなくても守備に貢献しているシーンなどを
もう少し踏み込んだ編集を期待するのは酷でしょうか…。
フットボールサミット第4回 カズはなぜ愛されるのか? ―いままで語られなかった「三浦知良」論―
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
他のプレーヤーの本も読み、カズのストイックなプロぶりは知っていたのでレビューは父親の部分を。
高校を中退し、プロを目指してブラジルへ・・・
カズ伝説の始まりはとても有名。
昔は「すげーな」と単純にしか考えてなかった。
でも、年をとってから冷静になって考えると、スターを目指してハリウッドに家出するくらいメチャクチャに感じる。
当然ながら15歳の少年が単身でブラジルに渡ったわけじゃなかった。
生きていくためには住む場所も、食事をも必要なわけで。
この本を読んで納得。離婚した父親が先にブラジルに渡って準備してたのか。
もちろん父親が一緒だったからといって成功したわけじゃないのだけれど。
この父親が山っ気があふれていて面白い。
三浦泰年が「一番尊敬できる人物であり、一番尊敬できない人物だ」と評するようにジェットコースターな生き方をしている。
サッカーに取り憑かれ、サッカーショップの立ち上げ、需要を生むためにチームを設立、韓国との事業などとにかくエネルギッシュ。
大分トリニータを立ち上げた溝畑宏を彷彿とさせる。
そして覚せい剤取締法で逮捕までされる。
その後はロサンゼルスでレストランを立ち上げようとしたが、カズのブラジル留学希望を聞き、ブラジルに渡る。
凄まじい行動力に驚かされる。そもそも息子が高校中退してブラジルに行きたいなんて言ったら普通止めるでしょ。
ブラジルでもサッカー関連ビジネス、代理人業、留学斡旋などで成功を収める。
おもわず声に出して唸ってしまったのが、ミサンガの仕掛け人がこの人だということ。
Jリーグ創設期に、ものすごい流行っててみんなしてましたね。
原価30円のただのヒモが800円で飛ぶように売れる。数億を稼ぎ出すというすごさ。
この父親にしてこの子ありですね。
カズのラテンなノリと行動力、そしてスター性は生まれ持ってのものなんだと。