キングダム・オブ・アーク [DVD]
モーセの考えを受け入れなかった国の民が
次々に殺されていくシーンがありますが、
目的のためなら人を殺しても許されるという
考えは絶対に許されるものではありません。
紀元前の話ですから人権のどうこうというのは無いとは思いますが、
少なくとも一人一人に人権のある20世紀のアメリカにおいて
旧約聖書の内容を映画化する必要性はあったのでしょうか?
「汝、殺すべからず」とあるのに平気で人を殺している描写には
疑問が残りました。
が、この長尺さえ我慢できれば単純に娯楽映画として楽しめる内容です。
吹奏楽決定版101
1枚目と2枚目は45曲のマーチが収録されており、行進曲王スーザを中心に運動会でよく流れる曲のほとんどが収められています。吹奏楽を始める際、最初に練習するのがマーチですので、懐かしく聴かれた方もあると思います。
3枚目と4枚目はポップスの編曲ものが収められています。一般的にはこの2枚が一番楽しめるのかもしれません。ゴージャスな雰囲気を持ったアレンジでとても楽しめました。吹奏楽というよりビッグ・バンド・ジャズといった趣でしたね。
5枚目はクラシック音楽の吹奏楽アレンジです。原曲のオーケストラと比較して音色の多彩さに見劣りするだけにあまり好みではありませんが、上手な演奏だったのは間違いありません。
6枚目の吹奏楽コンサート・レパートリーに収められた14曲が一番好きでした。
ホルストの「吹奏楽のための組曲第1番・第2番」は名曲中の名曲です。櫛田朕之扶作曲の「吹奏楽の為の序曲『飛鳥』」も好きな曲です。日本古来の音楽を取り入れながら吹奏楽の可能性を広げた名曲だと思います。和の伝統をモティーフにした曲を沢山創ってこられました。
大栗裕作曲の「大阪俗謡による幻想曲」もコンクールの自由曲に取り上げられていました。日本情緒を感じさせる音楽は非常に個性的で歯切れがよく、馴染みのある旋律を上手くアレンジしながら12分以上の作品に仕上げられました。
スパークの「オリエント急行」の冒頭のファンファーレの壮大さと輝かしさには圧倒されました。分厚い密集和音の箇所の深い音色には感動しますよ。
サンディ・モーニン
「日曜の朝」のタイトルどおり、休日のオープニングにもってこいのリラックスなアルバムだが、中身は濃厚。ケニー・ドリューを含むピアノトリオにグリーンのソウルフル・ギターが気持ちいいといったら!マイルスのSo Whatも勿論Kind of Blueのそれとは別世界の土臭さを漂わせる。ビリー・ホリディのバラードGod Bless The Childも聴きモノ。タイトル曲もまさに題名どおりのインプレッションだ。トータル・アルバムとての出来が素敵で、できたらLPでA面B面ずつ聴きたいものだ。オルガンとの相性がいいグリーンだが、ピアノ・トリオとの本作もお忘れなく。ソニー・クラークとの録音を集めた2枚組もお薦め!
栄光への脱出 [DVD]
キプロスを脱出するハンストの船中で少女が少年に世界を語る言葉、国連のパレスチナ分割を可決した放送を聞きながらイスラエルの指導者が今まで敵だったアラブへ語る言葉、アリが少女カレンの葬儀で世界に訴えるように語る言葉・・・生きる気力が萎えた時、この映画が叱ってくれました。
嵐が丘(初回限定盤)(DVD付)
いままでのアルバムと比べると、音が柔らかくなったかしら?と感じます。
川井さんはラテンのメロディやリズム感がお好きなようで、(コンサートでもそう仰ってました)「嵐が丘」も、非常にテンポの良い、それでいて全体的にまとまったアルバムになっているようです。
私はマッサージ業をしているのですが、音をしぼって部屋に流していると、
お客様はいつのまにか寝てしまいます。
「レッドバイオリン」や、「オーロラ」よりも、癒し的要素は高いようです。
音を大きくすると、ドライブのお供にもgoodだと思います。