雪の練習生
クマ、なのである。
語り手がホッキョクグマなのだ。
読み始めて、まずおどろいたのはそのことだった。
それも、ただのクマじゃない。
第一章「祖母の進化論」の「わたし」は人間の言葉を話し、連日会議に出席しながら、かつてサーカスの舞台に立った経験を自伝にしたためている。
では単純に、擬人化された動物の物語なのかと思っていると、そういうわけではないらしい。
第二章「死の接吻」は、女曲芸師ウルズラ(人間)の視点で語りはじめられる。
ある日、ウルズラのサーカスに、第一章の主人公「わたし」の娘であるホッキョクグマ「トスカ」がやってくる。
新しい演目の練習を重ねるうち、ウルズラとトスカの間に、ふたりだけの奇妙でやすらかな時間が訪れる。
第三章「北極を想う日」の語り手は、トスカの息子「クヌート」である。
母親が育児放棄したため、動物園の飼育係によって育てられたという設定は、実在し、世界中でニュースになった同じ名前のホッキョクグマと同じだ。
クヌートの成長と共に、しだいに曖昧になっていくクマと人間の境界線をたどりながら、ふと考え込んでしまう。
言葉とは、書くとは何か。
種族とは、ルーツとは。
背表紙を閉じた後も、雪のように真っ白な毛皮の残像と共に、そんな疑問が頭のなかをぐるぐる回ってはなれない。
と言って、けしてかたくるしい文章ではなく、数ページに一度はくすりと笑いたくなるような、楽しい文体で書かれているのが多和田葉子の魅力。
ああ、もう読んじゃった。また読みたいなあという読書の幸せをたっぷり味わえる小説。
ディスカバリーチャンネル 猛獣大決戦 Round3 セイウチvsホッキョクグマ [DVD]
このシリーズは動物の対決物なのですが、対戦する動物の組み合わせが面白いです。ありえない組み合わせなのです。
私はこのシリーズの中で、このセイウチVSホッキョクグマを初めに見たのですが、すっかりはまってしまいました。最後は予想外の展開!
シリーズを通してワンパターンなのが残念。
シグマAPO eino シリコンジャケットセット for iPod nano 4G ホッキョクグマ EIAS05UM
ipod nano用のシリコンジャケットがほしくてつい購入しました。
商品が届いて、早速なかを見たら、裏にしかがらがなく、残念でした。
それで評価を★3つにしました。
また今度、ディズニーのキャラクターのシリコンカバーを購入します。
リアルぬいぐるみ ホッキョクグマ(シロクマ) 親
ぬいぐるみには好みがあると思いますが、私は買って満足しました。
目の部分のプラスチックは黒一色ではなく半分だけグレーになっており、
ちょっと眠たそうな、優しそうな感じになっています。
手触りが柔らかくて、抱きしめているとあったかい。小さなお子さんには抱っこして少し大きめくらいでしょうか。ただ縫い目の点もあっていつも同じ腹部をぎゅっとしていると、肩の辺りに綿が寄ってきてちょっと隆々しくなるかも(笑)
リアルめなシロクマのぬいぐるみでダントツ癒されます。