下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉 [DVD]
邦画で久々にアイディア、斬新な演出、登場人物のキャラが融合してテンポの良い、最高のエンターテイメント作。深田恭子さんのトボケた雰囲気や土屋アンナさんのヤンキーキャラも上手く成立し、端々さに溢れた彼女らのアンサンブルや雰囲気は気分良く楽しめ、なんだか快い爽快感に貫かれます。そしてお互いが心を開いてゆく絶妙の間合い、そのシーンの叙情感も秀逸な輝きをみせる。~そもそもこういった演出スタイルはメジャー映画制作会社が出資に及び腰になるものです。~「ウオーターボーイズ」で著名となった、矢口史靖監督が映画文法の革命作してデビューした「裸足のピクニック」を彷彿させる演出スタイルをメジャー公開でGOサインを出した、制作・興行会社およびスポンサーはなかなかのもの。その上、44歳という年齢でここまで既存映画文法をかるがると乗り越えた監督の才能は無論、出資者らを説得したプロデューサもスゴ腕だと思わざるを得ないです。~作品に関ったすべての人へ喝采。その一言です。
ミシン
素晴らしいです
ミシンはまぁまぁですが
世界の終わりは素晴らしいです
ねぇ雪が降ってます…
この響きがすごいです
登場人物の設定もよく練られてます
駆け落ちの理由に人を愛すること愛するからこそ伝えたいその根源が表されてます
でも99%の絶望と1%の希望の物語です
たくさんの人に読んで欲しいです
涙が溢れます
映画はごみでした
世界の終わりという名の雑貨店 [DVD]
高橋マリ子ちゃんが好きだったので買いました。
セリフはほとんど少なく、ストーリーより雰囲気と映像で
見せる映画だと思います。だからこそ、モデルであるマリ子ちゃんを
主役にしたのだと思います。マリ子ちゃんが着ている服は全て
ヴィヴィアン・ウエストウッドで、おしゃれな物ばかりで、それを完璧に
着こなしています。(手足がとても長い!)ファッションの面でも
楽しめるのではないでしょうか。
キャンドルの薄暗い光のなかの雑貨店。つかの間の夢の中の出来事
のようです。高橋マリ子ファンなら、オススメです。
STORY BOX 25
前号の「神様のカルテ」の櫻井翔に引き続き、今月号は「僕たちは世界を変えることができない」の映画化の主演の向井理が表紙。別に二人とも嫌いなわけではないんだけど、映画の宣伝は別な媒体でやって欲しかった。
文庫判の月刊の文芸誌であるこの雑誌は、今まで、あまり小説以外の記事はほとんど載せることはなかったんだけど、先月号からその路線を変更したのか、映画の宣伝を載せるようになった。出版社が映画の宣伝をしてはいけないなんてことはないし、今までの読者とは違った人たちもこの雑誌を読むようになること自体は悪いことじゃないけど、この雑誌の良さが消えてしまう気がする。一本でも良質な小説を掲載したほうがいいのでは?
なんてことを言いながら、今月号も楽しめた。嶽本野ばらの新連載「破産」も面白かったが、夏川草介の「神様のカルテ3」も良かった。なかでも先月号から連載されている笹本稜平の「遺産」の展開は目が離せない。それと毎号楽しみに読んでいる飯島和一の「狗賓童子の島」は、いよいよ明治維新へと突入。これから、どうなるんだろう?
アマリリス名曲大全集
これこそがオイラにとっては正当派のロックンロールです。その昔「ロックってのはね、みんなで立ち上がって手拍子しながら乗らなくっちゃ!!」と、レッドツェッペリンの「ロックンロール」のコピーをバックに唄いながら、最前列ど真ん中で座っていたオイラのことを尻振りダンスで挑発してくれた某女性シンガーが居たが、オイラはその「ロックンロール感」が嫌で耐えきれなく会場の一番後ろに退散した。奇しくも本作でアマリリスは「ロックンロール」をモチーフにして、「お父さんアモーレ」と言う作品に昇華し我々に提示してみせた。何事にも捕らわれない自由な表現。権威なんてものは存在しない、利用するものは利用してやるんだ。一見クダラナイかも知れない、世間一般では鼻つまみ者かも知れない。しかしそれこそがロックンロール。ロックンロールなんて世間一般に嫌われてナンボです。その思いを更に強く再認識させてくれる「アマリリス名曲大全集」リニューアルしてもやはり名盤は名盤です。