THIS IS JAZZ ベスト・アンド・グレイテスト
ジャズ初心者ですがとても良かったです。有名な曲から始まり 飽きのこないアルバムです。秋の夜長に子供たちを寝かしつけて、月を観ながら曲を聴き、一杯飲むのがより幸せな時間になりました。買って良かったです。
歴史を操った魔性の女たち (廣済堂文庫)
一般的に名が知られている有名な歴史上の女性達を悪女的扱いで9つのカテゴリーに分類して魅力的なイラストと共に紹介した人物名艦と言った処。
色狂いから始まり、娼婦、妖婦、小悪魔、残虐鬼、男たちを骨抜きにした天女、堕天使、プレイガール、背徳の女帝で締めくくっているが、ある程度有名な人物ばかりなので、もう少し内容が欲しかった。人生最後の日を記載したものも中にはあったものの、放蕩の限りをし尽くした悪女達の末路が殆ど記されていないのが物足りなかった。
リプライズ~ザ・ヴォイス(3)
幅広いジャンルの歌をそれぞれに相応しい歌唱法で聞かせるワトソンの第三弾である。今回、オーストラリア盤を試聴した。「帰れソレントへ」は、地中海の海原を思い起こさせる雄大な伴奏が印象的で、ワトソンの歌唱もオーソドックスで良い。グラナダも快調であるが、前半途中と、最後にある2箇所の聞かせどころは、高音域への移行が不自然で、少し下げた音で伸ばしているため、スリリングな熱気が伝わらないのが残念だ。「サンタルチア」はのどかな伴奏でワトソンも余裕でこなしている。シューベルトの「アベマリア」は綺麗に歌われている。テノールの喉慣らし「あれかこれか」は平凡な出来である。真珠採りの「二重唱」は幻想的だが、可も不可もない。ウェルテルの「オシアンの歌」は苦悶の表出が足りず、トスカの「妙なる調和」は情熱が伝わってこない。最後の「衣装をつけろ」は重すぎて、ワトソンの声に合わない。このCDではワトソンの声に疲労が感じられる。中音域に以前の艶がなく、高音域の発声にも無理がある。幅広いレパートリーをこなせば負担も大きい。咽喉を痛めないように充分休養をとり、曲の選択にも慎重であってもらいたい。