呪怨 劇場版 [VHS]
呪いの家に越してきた家族と、訪問した介護ボランティアの女子大生や、その周辺の人々に広がる恐怖を描く、劇場版第1作。
ハリウッド版「THE JUON 呪怨」は、本作の翻案、リメイクです。
恐怖シーンの連続にはさらに拍車がかかり、あらゆるところから伽椰子さん、俊雄くん、黒猫が出現します。
急に現れて驚くシーンもあり、素直に恐怖演出を楽しみましょう。
一人暮らしの人は、一人で頭を洗えなくなります。
ビデオ版同様、本作でも描かれるシーンの時間が前後している構成が、凝っていて面白い。
主演の奥菜恵の、呪いの家を訪れて以降、ときどき顔に変な痙攣が起きる表情の演技が絶妙。
若い伊藤美咲もかわいくて、そのエピソードも怖い。
市川由衣のエピソード、修学旅行の写真で、なぜか自分の写真が1枚も無い・・・理由は・・・というのも怖い。
奥菜恵の友人を演じている 柴田かよこ は、旧芸名:坂口望二香で「救急戦隊ゴーゴーファイブ」のゴーピンク、
呪いの家に越してきた一家の夫役、津田寛治は「仮面ライダー龍騎」「警視庁捜査一課9係」に出演。
ビデオ版の続きでありながら、映画版としてストーリー展開に工夫があり、ラストにはこの映画独自のサプライズもあって楽しめます。
しかし、最も怖いのは「ビデオオリジナル版第1作」です。こちらも必見です。
メロディ
中島愛名義としての4thシングルです。
収録曲はOVA「たまゆら」のED・挿入歌としても使われています。
3曲それぞれに感じた端的なイメージですが
「メロディ」はキラキラ眩い未来を見つめる女の子の目線
「夏鳥」は少し大人になって意味を持った旅を巡るよう
「ナイショのはなし」はガールズトークの雰囲気をそっと垣間見るよう
どれも作詞・作曲が異なるのに不思議と1つの世界に繋がっているという
ミニアルバムのような纏まり方になっております。
全曲スローテンポで、歌詞が導く風景や情景を心に描きながら聴けて
演奏楽器も、ストリングスやピアノ、エレキギターなど基本アナログ
な音が結集して優しい音を奏でています。
愛さんの歌声もですが、演奏も賑やか過ぎず詞のメッセージを膨らます
要素として優しく奏でられ、老若男女問わずに受入れやすい1枚では
ないかなと思います。
聴き所も其々たくさんあり
メロディーは若くて眼に映る世界全てが輝く宝に見える若くて秘めた
ポジティブさが溢れていて懐かしい部分と暖かさを感じさせます。
曲終盤ではスキャットに挑戦、又これが可愛いですよ。
夏鳥は一番スローなテンポと少しさみしげな旅情が胸に現像される
ムードを持っていて、フォークソングっぽい魅力に満ちてます。
山や海が見える夕暮れの電車の中で聴いたら情緒に浸れそうです。
ナイショのはなしは若いキャピキャピした女の子の秘密話と澄んだ
空や風景の融合を、ストリングスとピコピコ音などの弾む音の交差
で表現したような演奏で、歌詞との馴染み方がとても素敵。
今作のシングルは「中島愛(なかじま めぐみ)」を知らない方へも
音楽CDの一枚としてお薦めです。良かったら、聴いてみて下さい。
中島史恵写真集 サンキュッ!(DVD付)
もうすぐ40歳で、デビュー当時とほぼ同じスタイルを維持しているのは、脱帽ものですね。昔と変わらず良いスタイルです。ただこれを最後の作品にするなら、もう一段踏み込んで欲しがったですね。昔の作品の方が良かったような。作品自体は悪くはないです。相変わらず美人ですし、グラマーです。年齢を考えると体型が崩れててもおかしくないのに、崩れてません。ヘアヌードとはいかないでも、やはりもう一段踏み込んで欲しがった。
FROM THE BOTTOM
前作「ペルソナ」ではマキさんの演劇性(寺山門下ですから)がものすごく感じられましたが、本作も気取ることなく、その延長上にあるように感じられました。単純に言えば「わが道を行く!」ということなのでしょうね。映画「探偵はBarにいる」での「時計を止めて」のような色っぽい曲が巷で話題になった(かな?)のに、本作はそんな事には意も介さず、マキさんの進化の過程が更なるものであることが実感されます。
まず「媚びない」が感じらるのが、2曲目「No Face, No Name, No Number」。どう聴いてみてもあの懐かしのサラマンドラ!時代的には濃厚すぎるのでは…など思ったりもするのですが、マキさんは一向に意に介していないようです。堂々としています。そうです、それでこそ、我らがQEEN、カルメン・マキ!などと拍手。
加えて意識されているのが、素晴らしきバックミュージシャン達への配慮。これはその曲ごとに感じて頂きたいのですが、マキさんの今回参加された方々への思い、いや感謝が至るところで感じられます。
出色はやはり「A bird and flower」でしょうか。YouTubeで映像も楽しめますが、マキさんの声「自身」の魅力が堪能できます。私はマキさんの声には魔力が宿っていると思っています。鋼のように強くピアノ線のようにしなやか、そう感じませんか?マキさんの声はどんなにシャウトしても声が裏返りません。日本人女性ボーカルでは類を見ない強靭なお声、と私は思っております。加えてこの曲の持つ幻想性!ジャズよりは日本っぽい。日本ものにしては融通無碍です。囚われがなく、まるで一つの詩のような抽象絵画です。この1曲だけでもこのCDは買う価値がある!と勝手に思ってしまいました。
そしてラストの「Nord 北へ〜」はマキさんの意気込み?「どこにも属さず 何にも縛られず 荒野に一人立つ 美しい野獣♪」うん、そうです、マキさんそのものが美しき野獣なのですよ!
このCDは軽いものが好きな人には向かないかもしれません。でも忘れかけた時代、あの前向きな濃厚な時代を求める人たちには是非お聴き頂きたい1枚であると思います。
TVアニメーション「たまゆら~hitotose~」EDテーマ::神様のいたずら(初回限定盤)(DVD付)
全体的にふわっと包まれるような曲で聴いていて凄く癒やされました。中島愛さんの歌唱力がどんどん上達しているので、今後も期待大です!