アイアムアヒーロー 5 (ビッグ コミックス)
こういう暗くて長い漫画を追いかけるのは久しぶりでした
ちょっとしたことに怯えて失敗ばかりする英雄にイライラしてたはずが、今では能天気で鈍感すぎる一般市民に虫酸が走ります
英雄が浮いてるのか世間が狂ってるのか、誰がいつまで味方でいてくれるのか、続きがすごく気になります。刺激的な伏せんが溢れてますしね!
ルサンチマン 全4巻 完結セット (ビッグコミックス)
アイアムアヒーローから花沢作品に興味を持ち、単行本のレビューが高かった
(特に最終回について)ルサンチマンをまとめ買いしました。
一度目は、伏線回収に気づかずに流し読みしてしまったため、主人公が寂しい
中年になって終わりに見えてしまい、何でこんな切ない話に皆感動してるんだろう??
という印象でした。
その後、単行本4巻の皆さんのレビューと、花沢氏のインタビューを読んで、
印象が180度変わりました。
ラストシーンは長尾が月子との約束(現実世界のたくろーは一人ぼっちになる
から助けてあげて)を果たすため、現実世界の月子15歳の誕生日に弁当屋へ
連れてきたこと、月子の「でも、あたし、必ず」の台詞、4巻の単行本カバー絵、
花沢氏がかなりのハッピーエンドで考えたと言っていることを知った上で二度目
を読むと、とても心が温まる気がしますよ。
アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)
一気に読んだ。あっという間に。
膨大な時間をかけ緻密な画面を描かれ苦労されてると思う。
頑張って描ききって欲しい。
期待が高い分 みなさんのレビューが少々辛口になるのもわかる。
でも次巻が間違いなく楽しみな漫画です。
ボーイズ・オン・ザ・ラン [DVD]
原作では田西に共感しつつも割と冷静に読み続けれたのだが、実写化された本作品は生々しすぎてとても痛々しかった。
感情移入しすぎて途中苛立ちを覚えながら観賞していた。
峯田演じる田西は原作以上に気持ち悪くて情けないし、ちはるに関しては初めは田西にとって憧れの存在だったのが、
だんだん実体を持った一人の人間であり女であることが分かっていく面が強調されている。
(原作にはない、ビアガーデンでちはるのあることが判明するのも良かったと思う。)
松田龍平の青山は元のイメージとは似てないんだけど、でも「モテる奴ってこんな感じだよな」というリアルな実感を得られた。
というか青山に限らず斎田産業の社長や鈴木さんなども決して原作の姿に似ているわけではないが、
みな「実際にこんな人いそう」とか「あぁこんな感じだよ・・・」と感じさせてくれる説得力がある。決闘シーンも良い意味で地味だ。
原作漫画の5巻までの内容しか扱っていないので、もう物語としては玉砕するしかないのだけど、
ラストシーンは田西がよりストレートで正直な感情をぶつけるようになっていて
筋書きは原作通りながらも、しっかり一つの映画として再構成されている。
情けない一人の男が惚れた女の為に一念発起するという内容ながら、スカッとするシーンはほぼ皆無なんだけど、
全力疾走するボッコボコにやられて顔面腫らしたモヒカン男(29)の姿を見て誰しも何かしら感じるものはあるのではないかと思う。
(それが良いものか悪いものかは人によるかもしれないけど)
ちなみにデ・ニーロもしっかりでてきました。ポスターで。
アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)
のっけ田原総一郎に似の男の処刑シーンがある。
地位や経歴、表社会や裏社会に通じていようがいまいが、
無法化した生き残り集団が食い扶持を減らすためにおこなった理不尽なもの。
その理不尽が理不尽でなく思える緊迫感に誘い込まれます。
ショッピングモールの屋上に避難して、下はゾンビ(ZQN)が徘徊している。
自分がその場面で生き残れるか想像するだにおそろしい。
また、主人公(英雄)は散弾銃を所有していることから
集団のバランスを崩してしまうがリーダー集団に奪われてしまう。
そのとき感染している女子高生(比呂美)が思わぬ力をだす。
英雄がヒーローなのか比呂美がヒーローなのか?
後半は食料調達のために、フードーコートにでかけるが、
ゾンビに襲われてしまう。また、屋上にはゾンビの一人がジャンプして進入…
おぞましい怖さの中に次の展開への興味がつきない。
これまでの巻の中で一番のめり込みました。