None So Live
カナダのテクニカルデスメタルバンド、クリプトプシーのライブ作。2003作
その変態的なまでに複雑かつブルータルなサウンドで、
聴き手を苦行僧にも近い状態に陥れる、圧殺デスメタル道を突き進むこのバンド。
これは、 2002年は地元カナダ、モントリオールでのステージを収録したライブ作で、
そのとんでもない演奏力で暴虐のかぎりを見せつける、物凄いことになっている。
実際に彼らのライブを見たことはあるが、凄すぎて何をやっているかよく分からないというのが
正直なところだったので(笑)、こうしてCDでその超絶さを再確認するのもよいかと思う。
とくにドラマーの呆れるほどのバカテク&無尽蔵の体力には、聴いていて笑いさえ浮かぶ。
ナン・ソー・ライヴ
とにかく速くタイトで正確な「手技」、常に動いているかのような凄まじい2バスの「足技」は圧巻。多少手直しはされているのだろうが、それでも凄まじい。
録音状態も良く、新ボーカルも前任より「獰猛」な印象を受けた。クリプトプシー初心者はこれから入るのが良いだろう。
None So Vile
「無双の破壊力」とはこの事である!! 崇高かつ残虐、流麗かつ暴力的、と言ったように陰陽のバランスが素晴らしい。現代DEATHの頂点であり誰も真似できない超個性がこれだと思う!!
ワンス・ワズ・ノット
無類無敵のDEATH METALとでも表現したらいぃのだろうか・・・とりあえず一般のメジャーなBANDでは、手がつけられ無い、桁外れバカ高いテクニックと地を這いずり回る壮絶なるデスボイスがブルータルにかつ奇跡的に融合し雪崩のごとく葬り去っていく様は圧倒の一言だ! そして壮絶・・・
ナン・ソー・ヴァイル
最近は困ったものでドラゴンフォースのドラムが凄いだのチルボドのギターは凄いだの少し速くてテクニカルなバンドを発見するとこぞってみんなが騒ぎだすのである。そんな人にもぜひお薦めしたいのはこのクリプトプシー。デスメタルをあまり聴いた事がない人がクリプトプシーを聴くと必ず言います「こんなの音楽じゃねー!」そうなんです。常人には理解できない音楽です。ヴォーカル、ギター、ドラム、曲展開どれもがキチガイのレベルに達しています。私は最初に耳にした時凄いとかじゃなく笑いました。もはや笑えるほどの音楽に興味がある人は身をゆだめてみて下さい。