Oxide 2x キム・ヒョンテ画集 (Beam comix)
キャラクターがこれでもかというほどにふんだんに盛り込まれています。
韓国版マグナカルタのキャラのイラストも収録されているので、マグナカルタファンの
方には見ていて面白いのではないでしょうか。
基本的に女性キャラが多く、男性キャラは特にカッコ良いと思えるのはごく一部でした。
衣装や顔など独特なキャラクターが多いので、結構人を選ぶイラスト集だと思います。
サウンドトラック「マグナカルタ」
韓国のゲーム「マグナカルタ」のサウンドトラックですが、ゲームに親しんだ人なら、楽しめると思います。一般的なサントラのようにゲームの進行順に曲目があるのではなく、フィールドやダンジョン、バトルの音楽がディスク1、街や物語に即したものがディスク2、といったようにテーマが分られていて、気分に合わせて聞くことが出来るかと思います。
個人的には、ヤソンの音楽や四天王のテーマ、真紅の聖痕が好きです。オーケストラの録音もムラなくされていますし、マグナカルタというゲームがお好きな方には、二枚で物語を反芻できてお勧めできます。
マグナカルタポータブル PSP the BEST
ストーリーは他に類を見ない独特な物。
好き嫌いは分かれると思いますが、暗めの物が好きな人にはオススメ出来ます。
問題は斬新すぎる戦闘システム。
斬新すぎて、まったく面白くない。無駄も多いし、終盤は主人公以外ほとんど無能扱い。
あれだけ綺麗な演出が出来るのに、勿体無い。
本当にこのゲームはRPGとして買うより、面倒な作業付きの良作ノベルゲームと考えた方がいいでしょう。
夢幻回廊(SHADOW GALLERY)
アメリカのプログレメタルバンド、シャドウ・ギャラリーの1st。1992年作
星空の回廊に舞い降りるイカルスという幻想的なこのジャケにまず想像が膨らむ。
やわらかなメロディと美しいシンセで聴かせる大曲は、ロマンの香りに満ちていて
その繊細な叙情性にうっとりとなる。本作ではドラムが打ち込みであることもあって、
メタリックな硬質感は薄く、むしろプログレ/シンフォニックロックとして鑑賞できる。
ラストの大曲“The Queen of the City of Ice”の幻想的な美しさは筆舌に尽くしがたい。
ブラック・ライト・シンドローム(BLACK LIGHT SYNDROME)
当代のジャズ/フュージョン、プログレ界のトップを走る3人のミュージシャンによるスーパー・プロジェクト。参加メンバーはテリー・ボジオ(ドラム)、トニー・レヴィン(スティックベース)、スティーヴ・スティーヴンス(ギター)。1997年の作品。スティーヴ・スティーヴンスはビリー・アイドルなどとの共演でも知られ、また氷室京介のレコーディングにも参加した経歴をもっています。
楽曲としては80年代型キング・クリムゾン風あり、ジャズ・フュージョン風あり、そしてスティーヴ・スティーヴンスのオハコとも言えるフラメンコ風ありと実にバラエティに富んでいます。各人がそれぞれのパートで奮闘しているわけですが、いかんせんボジオとレヴィンというキャリアが豊富でクセ者に対して、スティーヴンスは持てる引き出しが少なく、はっきり言って力量不足を露呈してしまっています。オープニングの「The Sun Road」こそ3者が上手く噛み合っていい感じですが、苦しまぎれとも思えるスティーヴンスのフラメンコ風ギター(しかも、きっちりフラメンコになりきっていない)が登場するにいたっては、「なんだかなぁ」という感じは否めません。
やはり各プレイヤーの力量が拮抗していないとよい緊張感も生まれない、ということを改めて痛感させられました。