阿佐谷腐れ酢学園 エマニエル編 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
下品なギャグ漫画が好きなで、獣姦が大丈夫な方にお勧めです。
ビューティフルマネーに比べ、随分ギャグが洗練された感があります。
読み手を選ぶ作品だと思いますが、
この手の漫画が好きな方には是非お薦めしたい一品です。
さべちん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
2009年1月に急逝したSABEさんの最近の短編と絶筆のイラストと旧作の拾遺集を収録した短編集。
地獄組の女と並ぶワニマガジン時代の代表作、阿佐ヶ谷腐れ酢学園のキャラクターの原型が多く登場する94-97年の連作四コマ「BEAUTHIFUL MONEY」は、前回の単行本の未収録分も掲載されており、初めて触れて、端正でブラックでシュールで投げやりな氏の才能に驚いた作品だけに感慨深かった。
なんといってもここ20年で最も感情を揺り動かされた最終回であった「ゆらさん日記」が収録されており必見。
本単行本では省略されていたが、連載時には枠に編集部が記載した「本当に洒落にならない位可哀想なSABEさんに励ましのお手紙を出そう。」という追い討ちの一文が衝撃的だった。
これだけの事を面白い漫画作品として描ける方が亡くなったのは実に残念だが、湿っぽい話がまったく似合わない作品集なので時々読み返してはくすり笑おう。
群盗荒野を裂く スペシャル・エディション [DVD]
革命と友情を描いたマカロニウエスタンの傑作。
銃撃戦あり強奪あり感動あり。
ヴォロンテも素晴らしい演技をしています。
こちらはインターナショナル版(カットあり)とは違い完全版になります。
Voce Sabe
ジャズ・ブラジリアン・アフリカン、ソウルにファンクの良いとこどりの1枚。
とってもお洒落で洗練されたサウンドレイアウトに脱帽です。
前半はブラジリアン、サンバでアップテンポな感じ。5曲目は少ししっとり系。
大好きなのは6曲目から11曲目くらいの流れ。
ジャズやアフリカン、ソウルっぽい音がとにかくカッコイイ!
ドラムにパーカッション、ベースにギター、サックスにトランペットにピアノにフルートetc...
生音にもとても贅沢にこだわっていて聴き応えは十分!
もちろんヴォーカルの声も素敵です!
最近お気に入りの1枚。
世界の孫(1) (アフタヌーンKC)
単行本派の人の中には、著者名にピンとこない人がジャケ買いするという不幸な事故も起きてるんじゃないでしょうか。
嫌というほど著者の作風を知っている自分でさえ、「もしかしたら方針転換してハートフル路線か?」と1%ぐらい思っちゃいましたし。
(裏表紙のイカの絵を見てある意味安心しましたが)
中身は、類稀なる孫キャラっぷりと当て身の技術を武器に傍若無人な振舞いを見せる主人公と、それを取り巻く愛すべきバカたちが織り成すスラップスティック・ギャグ・コメディ。
設定や展開的には一部『バカ姉弟』(安達哲)を彷彿とさせる要素もありますが、こちらは著者独特の良い意味での頭の悪さが全開。
不条理かつ下ネタも満載なので、読む人を選びそうですが、このノリを受け入れられるのなら是非是非。